FEH連載バッドエンドif






1)
暗夜王国に落っこちた李依。
タクミに会うために敵の強さを見抜く目を使って必死に戦場を生き抜くけど、タクミは李依の事が記憶に無かった(あるいはアスクに召喚されたタクミとは別人)のでタクミは聞く耳持たず敵認定。
大切な人に敵意を持って矢を向けられるというのは滾る。

さらにその世界は暗夜ifルート。
「向こうは覚えていないけど、それでももう一度仲良くなれるかもしれない」と希望を持って李依が駆け寄った矢先、向こうは城から身を投げる。
しょせん無力な、彼にとってのただの他人だと思い知らされうちひしがれる。

そのあと無事にアスクに戻れても、今までのようにタクミと接することが出来ない。
(殺意を向けられたトラウマで体がこわばってしまい、矢を射るタクミを見ることが出来ない=日課だった鍛練見学が出来ない。赤い瞳と目を合わせることも出来ない。
or
目を離したら身投げしてしまうのではという恐怖からヤンデレめいた付きまとい)。




──


2)
うっかり透魔王国に落っこちた李依が透魔兵として洗脳されてから白夜に潜入。タクミと合流。
「タクミくん……!やっと会えた!」
「李依、どうしてここに……!?」
「へへ。やっぱり会いたくなって、アルフォンス達に扉を開けてもらっちゃった(大嘘)」
目的を達成するため冷徹に。明るいテンションは白夜に取り入るための演技。
カムイ軍が上手く行きそうな、ここ一番のタイミングでタクミを背後から脇トロン。透魔兵と化したので魔道書もつかえるよやったね。

唖然とする周囲。膝を着いて愕然と李依を見上げるタクミ。見下ろす李依は無表情。

「この先には行かせてあげられないんだよね」
「タクミくんとカムイが私を疑ってたサイゾウさんやスズカゼさんを言いくるめてくれたおかげで簡単に白夜に潜入出来たし……」
「あなたとカムイには感謝してるよ」
「なに、を……」
「お礼というわけじゃないけど、ここでただ死ぬか、死んでからハイドラ様のお役に立つか。どっちが良い?」


闇落ちというか洗脳落ち。