2022/03/22
:追記



灯矢は官僚家系の生まれで、父親から政界の人間になるべく教育されてきた。
幼少期からパイプ作りのために政界パーティーに同伴させられてあいさつ回りさせられるやつ。しかも要領が良いのでお偉方からそこそこ可愛がられていた。世渡りのうまい奴…。

つまるところ裕福な家庭で育てられてきたので“自由な進路”と“お偉方との人付き合いを強要されない生活”以外の欲しい物はだいたい手に入っていたし、
基準以上のものを周りから与えられていて、顔が良く性格も明るかったのでクラスでも人気があり……と、物や人に満たされていたので根っこが楽観的。帝王学も学ばされてそうだしある意味支配者的。
望めば手に入る、手に入らないなら入手できるように行動する(束縛が嫌で家出したみたいに)。

家出したのは官僚になるのがイヤだから…というわけではなく、むしろ「官僚になるならそれもそれでいっか」「総務大臣のおじさんめちゃめちゃ可愛がってくれるし」「元そーりだいじんのじいちゃんめちゃめちゃお年玉くれるな」くらいに思っていた。
とはいえ閉じた世界でいかにコネを作れるか、借りを作れるか、ゴマをするかすられるか、既得権益の死守…などのムーヴが好ましくないなと感じていたところに強権ダイスキな父親との価値観が合わなさが決定的に。
父「民を支配し導くことが我々人の上に立つ者の努めだ。非情ではない。狡猾ではない。これが双方にとって最も幸福でありひいては国のためなのだ」

ゲーマーアイドルとして有名になってからデジタル庁でコラボしたりなんかして父がコラボポスターの前で(ギリィ…親不孝者が…)ってなってるのは見たい。
実際灯矢は政治家としてやってけるポテンシャルが大いにあったので余計に奥歯ギリギリしてる。

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