『えっと、』 誰かこの状況を説明してくれ。右にはリヴァイ兵長左にはエレン。何故か私の腕を抑えられている。どういうこと、腕がみしみしいってるんだけど、兵長にエレン腕痛いんですけど 「邪魔だ」 「へ、兵長こそ、」 「あ゛?」 ダメですよ兵長、エレンが怖がってますよいやその前に二人とも腕離してやってもらえませんかね 『あのー、お二人とも?』 「何だ?」 「何ですか?」 『ちょっと腕を…』 ギロリと兵長に睨まれ萎縮してしまう、ああ、もうどうにでもなれとため息を吐く。なんかヒートアップしてるし、どうしよう 「ナマエさんは上司である兵長を慕っているだけでそこに他の感情はありません!」 「それならお前のことも弟みたいだとしか見てねえよエレン」 「…」 「…」 数分お互い睨み合っていたがいきなり私に目線が集まる、何だ、なんだ…?! 『あ、あの?』 「ナマエは俺と一緒にいなきゃいけないんだよ、なあ?」 いや兵長、そんなこと始めて聞きましたけど。 「ナマエさんは俺と一緒にいる方が絶対楽しいと、思います、」 いや、まあエレンと一緒にいるの楽しいけども、それとこれ違うんじゃ…なんて考えてる余裕もなく、これ絶対私が決めなきゃいけないパターン…ですよねー 『わ、私はやっぱり三人でいたいなあ、なんて』 「っち、仕方ねえ、おいエレン一時休戦だ」 「、そう、ですね。」 案外あっさり引き下がった…!よ、よかったあと思うのも束の間でこの後どっちが私の隣を座るかと座席で揉めるのは余談である。 20130602/ふたりがひとりになっても |