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弁当足んない、そんなこと俺が知るか、つーかマックスそんな大食いだったか?首をかしげているうちにどうせ半田だからこれいらないでしょ?と俺の弁当を半分かっさらわれ…ちょ、
「マックスおま!」
「まあまあそんなお弁当半分くらい食べただけで怒んなってー」
「そうだぞ半田ー」
「いや誰だって弁当半分食われたらおこるっつーの!ああもう俺パン買ってくる!」
足らねえよバカ!と叫んで席を立つ。去り際木崎が「いつもんとこパン売り切れてるだろーからどうせなら食堂行ってこいよほれ100円やる」と、木崎…!木崎の優しさに不覚にも涙が…っ「この間借りてた金だけどな、じゃあな中途半端!」やっぱ前言撤回、こいつ絞める、
「ほらほらさっさと行った!半田早く行かないと!」
「元凶のくせに!なにこれ、すっげーうざいんだけど、!」
「せんせー!半田くんが松野くんいじめてまーす!」
「木崎ぃいいい!お前は黙れぇぇええ!」
はあ、もういい。こいつらといると本当体力使うわ。部活まで保つかな…
「あれ、半田どこ行くの?」
「食堂、どっかの誰かさんに弁当食べられたからな…」
苦笑するクラスメイトにそれじゃあと声をかけ廊下に出る。あー…疲れた、
『あ、半田くんだ!』
「ん、ああ名字さん」
学校で会うの昨日ぶりだね、と話しかけてくれるのは嬉しいが視線が痛い。あーうん、と返事。ごめん名字。そんな俺の心情を知ってか知らぬか『これ、あげにきただけだからそれじゃ!』と走りさっていってしまった。残されたのは俺と手のひらにあるカロリーメイドだった。、あとでお礼言わなきゃ、な。
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