朝練を終えて教室に入れば案の定クラスメイトのやつが俺を見てにやにやし始める。そして俺のところに駆けより「半田どうだった?!」「先輩か?!それとも同級生?!」ああそんなに一気にしゃべられても困るっつーの…!


「で、どうだったんだ?!」

「はあ、」


「おま、何ため息つきやがってこのリア充脱中途半端男!」
「そうだそうだー!俺だって告白の二つや三つほしいぞ畜生!」

「あーもう俺が悪かったって!ってかあれ告白じゃないって!」


え、とクラス中がなぜか静まった。なんでお前らが固まるんだよ…!


「なんだなんだーどーした?」

「っ木崎!」


隣の席に座った木崎にすべて話すとおかしそうにげらげら笑い始め終いにはお腹を抱え始める。こっこいつ…!キッと木崎をにらみつけると悪かった悪かったと目尻にうっすらと涙を浮かべつつも謝る。全然反省してないだろ…、はあ、とため息を一つこぼすと木崎はでもほら、教室の空気元に戻ってよかっただろ?と教室を見渡す。た、確かにそれはそうだけど…


「終わりよければ全てよし!ってやつよ、」



な、半田?と木崎が言う、木崎…お前それを言えば何でも許されるとでも思うなよ。






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