今日朝学校に登校しいつものように下駄箱を開けたら手紙が入っていた。なんだろうこれはと思ってじっと眺めていた間にあれよこれよとクラスの男子に流れちゃかされた。告白だなんだ中途半田に裏切られた!おい誰だ中途半田っつたやつ!俺は中途半田じゃねえし!だ、第一まだ告白と決まったわけじゃないだろ!本当にあれは恥ずかしかった。顔から火が出る、っていうかなんていうか、とこんな感じで今日は一日目まぐるしく回っていき問題の、放課後になり俺は急いで教室を出た。後ろでクラスメイトが頑張れよーとか青春だなあとか畜生俺も彼女欲しいぜとかこの際聞こえないことにして走る、走る。屋上についてきょろきょろとまわりを見てもまだ誰もいないようで、ふう、とため息をついて少し落ち着くことにした。ああ、風が気持ちいいな…



『は、んだ…くん?』

「っ…お、う」


呼ばれたからすぐさま振り向いた。俺同じ上履きの色、…こいつ同い年なんだなあ、って…俺違うだろ!こいつは俺をなんで呼び出したんだろうか、何か気に入らないことをしてしまったのだろうか、それとも…クラスメイトの顔が出てきたが頭を振った。ないないない、それは、絶対にない。


『半田くん…大丈夫?』
「わ、わりい大丈夫だ!」



何やってるんだ俺、失礼なことしてああこれがマックスとかにばれたら恥ずかしくて死ねる…


『あの、』
「、っあえ」


『お友達になってくれませんか?』

「へっ…あ、ああ、勿論!」


あ、ああ友達…って俺なんで落ち込んでいるんだろう、ああ本当クラスメイトのせいだ。明日あいつらに言ったらまた茶化されるんだろうなあとぼんやり浮かぶ夕日をバックに思った。





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