今日はよく晴れていて獅子座流星群がよく見える、そうニュースで言っていたから星に興味がある私は夜にまだかまだかと首を長くしながら待っていた。


夜になって自分の部屋のベランダから屋根によじ登る。少し肌寒い気がしたので持ってきていたタオルケットを体に巻きつける。まだかなあ、まだかなあ、と空をじいっと見つめるとキラッと一筋の軌道が、それを追うように一つ、二つ、だんだんと空は星筋に溢れた。


『こんな綺麗ならみんなにも見せてあげたかったなあ…、』


元気にしてるかな、…円堂とか風丸とか豪炎寺は別にそこまで心配じゃないんだけど、…染岡怖いもんなあー、いやちゃんとフォローできてるチームだしなんたって鬼道いるし大丈夫だと思うんだけど、やっぱり心配。とかいってただおいていかれた不満だったりするけど…。


『あああ考えたら考えただけ悩み増える!もう頭の容量いっぱいだし星見よう星!』



屋根の上にゴロンと横になり星を目で追っかけていく。早い。これじゃあ願い事言えないじゃないか、



『……ん?』


あの星、なんか…おかしい?そう感づいたときにはあらぬ方向へと星がおっこちた。



『え、ええええ…』


星って、落下するっけ…?




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テーマ「人外ファンタジー」
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