『んー、』
「はいはい、ちゅー」
『ん、』
ナマエからキス強請るときは決まって構ってほしいときだって気が付いたのは最近だった。だからなるべくそういうときはナマエのそばにいようと思ってナマエを抱きしめる。甘い香りが鼻腔を占める。どこからともなくこの匂いが俺を誘惑しているようで、
「ね、ナマエ」
『なあに、フィディオ?』
「ヤりたい」
『っな、あっ』
口を塞いで、ナマエの舌を夢中で絡める。おずおずとナマエも舌を絡めてくる様子からいってなんだかのり気なのか、それとも俺の調教が良かったのかな?
『ん、ふう』
「なんだかかんだナマエもヤる気なんでしょ?」
だってここもかたいし、今日も感度いいね、と言うとふるふると首をふって胸を押してくる。ああ、そんな抵抗しても無駄なのに、男を煽るだけだってわかんない、そんなところがまた可愛い
「ナマエ、大好きだよ」