「寂しかったかい?」

『えー、寂しかったっていってほしいの?』

「だってミーは寂しかったのに、それなのにナマエは寂しくなかったって言うのかい?」

『うーん、少しは寂しかったかも』
「少し?ミーはスッゴく寂しかった。」


ぎゅう、と離れていた分の寂しさを埋めるかのように強く抱きしめる。正直寂しくなかったわけではない、ふとつけた番組がたまたまサッカー番組で、別にディランがでているワケでもないのに何故か無償に泣きたくなった、その上ディランに会いたい、声が聞きたい、ナマエはそうも思っていたのも確かだった。、寂しかっただけじゃない、辛かった、抱きしめて欲しかった、ね、え…


「ナマエ?」

『うー、ん…』


「あれ、寝ちゃった…?ふふオヤスミ、ミーの可愛いナマエ」


ナマエの額にキスを一つ、そしてディランも微睡みのなかに消えていった。


20110617/エンジェルに安らかな眠りを