俺の1つ上の先輩(華雅)(6/6)

イナズマジャパンとの試合が迫っていたある日の出来事だった

「にしても今回化身なしって言われてから龍崎のやつかなり落ち込んでるな」
「今更、引きずっても仕方ないのにな」
「まぁ、仕方ねぇよな〜化身使いの連中は皆さ」
「ふん。そうだな仕方ないな」

そう。今回の世界大会は化身・ミキシマックスが使えないルールになっている。そのためか龍崎はショックを受けていた。うちのキャプテンである御門はさほどショックではないようだ

「でさ、今回のイナズマジャパン誰が選ばれるとおもう?雅野」
「そうだな・・・まぁ、雷門の3人は選ばれるんじゃないか?」
「だよな・・・。てか何で俺たちは選ばれなかったんだ?」
「知るか。総帥やコーチにでも聞いてみたらどうだ」
「雅野は聞いたのか?」
「あぁ。だがあまり話してはくれなかったな」
「へぇ・・・コーチも総帥も何を考えているんだろうな」

逸見はそれだけを言い残しコートに入っていく
確かに逸見の言うととおりかもしれない。なぜ、俺たち帝国は選考には選ばれなかったんだろうか

「わからないな・・・」
「何が?」
「あ、華村か」
「悩みごと?先輩が聞いてあげようか」
「悩みじゃないが」
「ごめんごめん。にしても逸見とよく話すね」
「・・・・・嫉妬はよくないと思うぞ華村」
「俺は嫉妬深いんだけど?」
「//くっつくな」
「あはは、ごめん。でも本当だからね」
「はぁ・・・」

俺の彼氏でもある華村。でも3年にあがったら遠くに行ってしまう人だ
俺はまたおいていかれるのだろうか・・・

「そんな顔しなくたって待ってるよ」
「華村・・・」
「だから早くおいでよ雅野」
「うん!」
「そこ、いちゃつくな」
「「はい!!」」

俺と華村はお互い顔を見合わせると笑顔を見せあった
そうだ。まだ華村は俺の隣にいるんだ

「よし、紅白戦やるぞ」

コーチの掛け声で俺たちは紅白戦を始めた
イナズマジャパンになんか負けるか





【俺は愛する人の背を見て不適な笑みを浮かべた】

(うえぇぇぇん!!テディス!!!)
(まじめにやれ、龍崎!!)
(いくよ!!あびせげり!!)
(させるか、パワースパイクV3)

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