No.30 2人だけの決意表明(涼野風介・緑川リュウジ編)




今日、私は緑川とまともに話をしたような気がした。何年前はまともに話したりサッカーをしたりしていた私達だったが中学からはもう話したり楽しんでサッカーをしなくなった


でも、今は違う。こんなにも楽しいサッカーをすることができるのだから



これも皆、緑川や祐奈。なにより
吹雪のおかげかもしれない





これは私と緑川だけの物語(ストーリー)






No.30 2人だけの決意表明(涼野風介・緑川リュウジ編)


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緑川達と和解できた私達。アイシーやクララは祐奈と仲良くトークをしていた

私は誰にも見つからないように1人フロンティアスタジアムの観客席に座った

ふと頭によぎったのはバーンとグランのことだった。バーンやグランも思っているのだろうか?私が雷門に入ったことに

2人は怒っているのだろうか?だけどこのままあそこに居ては救うものも救えない。だからーー

「ヒロト、晴矢すまない...........」
「風介」
「!緑川か」
「脅かすつもりはなかったんだけどな。隣、座ってもいいか?」
「今更、遠慮するのもどうかと思うよ緑川」
「そうだね」

緑川は私の隣に座り空を見上げた

「次は富士に行くみたいだよ」
「そうか。ついに戦うのか」
「うん。...............晴矢とヒロトと戦わなくちゃいけないんだな」
「そうだね。でも、必ず勝たなければならない」
「うん。絶対に負けられないよ」

私達は自分自身に決意表明をしフロンティアスタジアムを後にした

「ねっ、風介」
「なんだい。緑川」

突然、緑川が立ち止まったため私も足を止めた

「あ.........うーん.........この戦いが終わったら俺たちはお日さま園に戻れるのかな」
「帰れるさ。あと緑川」
「な、なんだよ」
「君のことだおそらくこんなことも考えていたんじゃないかい。.................『祐奈達に会えないのかな』とね」
「っ〜〜〜」
「図星だね」
「う、うるさーーーい!!/////」

私は止めていた足を走らせ緑川から逃げる

「あ!ま、待てよ風介!!」
「競争だよ。誰が1番にキャラバンに着くかのね」
「てか早っ!待てよ風介!」
「言ったはずだよ。『競争だ』って」
「絶対に負けるかぁぁぁ!!」

私達はキャラバンまで必死になって走った

こんなに走るのは久しぶりなのかもしれない。でも、これも悪くはない

だって、彼処には私達の『帰る場所』があるからだ







((キャラバンに着くと祐奈が私達の帰りを待っていたのは言うまでもなかった))
(おかえり、2人共。心配してたんだよ..............てか2人共なんでそんなに汗すごいの?)
(競争してたんだよ)
(はぁ.........はぁ........風介のせいでね)
(んん??なぜ、競争?)





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