No.27 イプシロン改登場(後編)




豪炎寺君が戻り少ない後半戦が始まった

私達はまずなんとしても1点を取らなければならない
でもここで焦っては意味がない。だから焦らずボールを運ばなければならなかった

「一之瀬君!!」

私は一之瀬君にボールをパスする

「よし。今度こそ決めるぞ土門、円堂!!」
「おう、一之瀬」
「やってやろうぜ一之瀬」

一之瀬君、土門君、円堂君の技である『トライペガサス』をデザームにおみまいするが

「ふん。甘いわ!!ドリルスマッシャー!!」

デザームの技でトライペガサスは決まらなかったが

「まだだ!!」

豪炎寺君が走りボールを取ると

「いくぞ!ファイヤートルネード改!!」
「なにっ!!」

ばしゅ


豪炎寺君の技がイプシロンのゴールに見事に入った

「まずは1点だな。祐奈」
「あ..........うん!」

私達はこんなところで負けられない
負けてたまるもんですか

「よし!!お前ら絶対にこの試合、勝つぞ」
『おう!!!!』




No.27 イプシロン改登場(後編)


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「面白くなりそうじゃねぇか」
「そうだね。それにそろそろガゼル達も準備してるんじゃないかな?」
「もう俺たちの出番が来るんだな。まぁ、アンタはもう試合したんだろうけどな」
「うん。でもあの時より強くなってる」












「豪炎寺!!」
「あぁ」
『ツインブースト!』

鬼道君と豪炎寺君の連携技がゴールへ向かう
そのボールをデザームは

「ドリルスマッシャー!!」

で防ぐとボールは高く宙を舞い私の所に落ちるがクリプトがボールを奪いに来て取り合いになった

「邪魔だ!」
「このボールは繋げる」

私はクリプトの攻撃を交わしゴールへ走る

「いくよ、デザーム!『ディバインアロー』」
「あれは祐奈の必殺技」
「いつの間に編み出したんだあいつは」
「このボールも止めて見せる!!『無限の壁』」

デザームとゼル、ケイソンの三人で私の技を止めるが

「何!!」

無限の壁は敗れ2点目が入った

「ナイス、祐奈」
「豪炎寺君.............うん」
「この調子で勝ちにいくぞ」

それから私達はデザーム達の攻撃を退けついに勝利することができた

___________


「円堂守........」
「いい試合だったぜ」
「っ.........」
「握手だ。またサッカーやろうぜ」
「円堂守...............あぁ........」

デザームと円堂君が握手をしようとした矢先だった

「ファーストランクイプシロンのメンバー達よ」
「!?この声は」

リュウジ君がデザーム達の前をみるとそこにいたのはダイヤモンドダストのキャプテンであるガゼルだった

「ガゼル様!」
「貴様らはエイリア学園から追放が決まった」

ガゼルは黒いボールを高く蹴りそして---------

「デザーム!」
「.............」

黒いボールの光と共にデザーム達は消えた
残っていたのは私達雷門とガゼル達のダイヤモンドダストだけとなった

「我らはエイリア学園マスターランクダイヤモンドダストだ」
「マスターランクだって」
「確かグランもマスターランクですよね」
「えぇ」
「雷門中の諸君よ次は我らと勝負だ」
「今、やるのか」
「私もそう鬼ではない。フットボールフロンティアスタジアムで待っているよ」

それだけを残してガゼル達は黒いボールと共に消えた

長い戦いが1つと終わった私達だったがまだまだ続くような気がしていた







(僕はこのままでいいのだろうか?完璧にならないといけないのに)
(祐奈、私は君とは戦いたくはない。けど避けることはできないみたいだね)





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