No.25 波乗り男 綱海条介(沖縄編)




私は頭の包帯を外し腕を伸ばしながら海を見つめる
あれから豪炎寺君とは会えずじまい
このまま豪炎寺君に会えないままエイリア学園と戦わなければならないのか


バーンやガゼル、グラン達と



ある日、そんなことを考えていたらいきなり円堂君がこういってきたのだ



「今から試合やるぞ!!」


え?なぜ試合?てか誰と

私は頭にはハテナを浮かべながら円堂君の元へ歩き出した





No.25 波乗り男 綱海条介(沖縄編)

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なぜか試合することになった
どうやら私がいなかった時に大海原中の綱海君と知り合いになっていた円堂君達

それから何度かあって居たらしくこうなったと言うわけか

「相変わらずだね、円堂君は」

さて、お手並み拝見といきますか
私も久しぶりだしね

そう、私は試合が久しぶりなのだ。敵陣にいた私はサッカーから少し離れていたからだ。私は太ももを軽く叩きやる気をみせた

「よし!」
「祐奈さん」
「瞳子監督」
「あなたに吹雪君のサポートをお願いします」
「わかりました」

私は自分のポジションにつき隣にいる吹雪君を見る

「まだアツヤ君は出てないのか。それに...............」

私は一之瀬君や鬼道君、土門君なんかを見る

「みんな、知ってるんだ吹雪君のことを」
「祐奈」
「リュウジ君」

後ろから声をかけられ振り返るとリュウジ君がこちらに向かって歩いてきた

「姉さんに言われた?吹雪のこと」
「うん。リュウジ君達も知ってたんだね、吹雪君が二重人格だってこと..............アツヤ君のことも」
「うん。吹雪も黙ってないで言ってくれたらよかったのに..........もちろん祐奈もね」
「ご、ごめんなさい................」
「でもさ吹雪は吹雪だから」
「うん」
「この試合、吹雪をサポートしながら勝とうよ」
「うん!」

そしてついに私達、新生雷門と綱海君率いる大海原中との試合が始まった

___________

「はぁ......はぁ........暑い」
「大丈夫か?祐奈」
「大丈夫なわけないでしょ!円堂君」
「でも楽しいだろ」
「まぁね。後半もがんばろ、円堂君」
「おう!」

それから後半戦も吹雪君をサポートしながら試合を進めた私達は大海原中になんとか勝利することができた

しかもなぜか綱海君が私達のチームに入ることにもなった

私、聞いてないんだけど
まぁ、戦力的には申し分ないわけだけどね

「なんか勝てそうじゃないか」
「え」
「エイリア学園にさ」
「........そうだね」

エイリア学園。グランやガゼル・バーン・ウルビタがいる
私達は、勝てるのだろうか?このチームで勝てるのだろうか?

「................豪炎寺君、君は今何処にいるの?」










(円堂、みんなすまない)





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