ノイトラ「おいかなて」
かなて「はーい?なに、ノイトラセンパイ」
ノラ「今日はリン連れて隣町の郵便局行くから」
かなて「えっほんと?初めてだー!」
ノラ「後々一人でも行けるようにしとけよ。今日は実習みたいなもんだから」
かなて「はーい!道はしっかりメモっときます!」

リン「ふぇぇ迷子になっちゃいそうなのです」
かなて「すっごい!大きい郵便局!」
ノラ「はしゃぐなって。仕事なんだから」
リン「あっごめんなさいなのです…」
かなて「分かってますって、やだなノイトラセンパイあたしだってわきまえてます!」
ノラ「かなてのが分かってねぇな。帰ったら仕置きな」
かなて「えっやだー!ノイトラセンパイだしどうせ仕分け全部とかでしょ!無理だよー!」
ノラ「そろそろ着くから静かにしてろ」


ノラ「こんちはー…。あ、スミネ」
スミネ「あれっノイトラ!なんだか久々だね!前に届けにきてくれた時以来?」
かなて「リンちゃん見て見て、綺麗なおねえさん!(こそっ)」
リン「ほんとなのです…!(こそっ)」
ノラ「そうだな。スミネも元気そうで何より」
スミネ「まぁね!っていうか来る時間早くない?リョクタが言ってた時間よりもー…ん?後ろの子たちだーれ?」
ノラ「あ、早く来たのはこいつらの紹介もしたかったからで、配達員の…こっちがかなてでこっちがリン」
かなて「こんにちは!」
リン「こんにちはなのです!」
スミネ「元気がいいのね!可愛いーっ」
ノラ「はは…そういやリョクタ居るか?こいつらもこれから何度か世話になると思うから挨拶したいんだけど」
スミネ「あぁ、リョクタならお仕事中よ。時間までには帰ってくると思うけど」
ノラ「あー…やっぱ出ちゃってるか…。リョクタ真面目だしな…」
かなて「ねーねーセンパイ、リョクタさんって誰?」
ノラ「こっちの配達員のリーダーだよ。今のとこ最年少リーダーだったっけ」
かなて「最年少?何才なの?」
ノラ「そこまでは知らねえな」
スミネ「16よ」
ノラ「あー…スミネって幼馴染なんだっけ?」
スミネ「そうよ!あっ、リョクタ来るまで時間あるし、かなてちゃんとリンちゃんのことも知りたいし、お話しよう!」
ノラ「え」
スミネ「えって何よノイトラ!」
ノラ「や、別に…まぁお好きにどぞ。あ、これ今回の」
スミネ「ん、確かに受け取ったわ。事務に回しとくわね」
ノラ「ども」
スミネ「よしおいで二人とも!お姉さんとお話しよう!」
かなて「わぁい!」
リン「お話しますのです!」


リョクタ「只今戻りました」
ノラ「あ、お疲れ様です」
リョク「のっ、ノイトラくん!もう来てたんだ」
ノラ「あぁちょっと、紹介したいやつが二人いて…スミネに捕まって」
リョク「あー…そうだったんだ。ごめんね、ぎりぎりまでお仕事してて…」
ノラ「や、大丈夫。もう今回の配達物はスミネに任せて、あとはリョクタに挨拶だけして帰ろうと思って」
リョク「えっ、そ、そうだったの?それなら先に言ってくれれば早めに切り上げたのに」
ノラ「そん時は忘れてて」
リョク「ノイトラくん…」
ノラ「ごめんな」
リョク「もう過ぎたことだしいいよ。とりあえず今その二人はスミネといるの?」
ノラ「おぅ」


ノラ「スミネ、リョクタ戻ったし二人返せ」
スミネ「えっもうそんな時間?盛り上がってきたのにー」
ノラ「ほら二人共来い」
かなて「はぁい!」
リン「はいなのです!」
ノラ「この二人も今度こっちに渡しに来ることあるから…こっちがかなてでこっちがリン」
リョク「初めまして、俺はリョクタ。ソラのリーダーをしています」
かなて「あっ、よ、よろしくお願いしますっ」
リン「よ、よろしくお願いしますのです!」
ノラ「何緊張してんだお前ら」
かなて「真面目でリーダーって聞いてもっと怖い人だと思ってたから!」
リン「優しそうな人で良かったのです!」
ノラ「あっそ…ま、そういうわけだからこれからこいつらも運びに来ると思うからよろしくな」
リョク「う、うん。了解しました」
ノラ「んじゃ挨拶も終わったし、帰るか」
スミネ「えーもう?せっかく来たんだしもうちょっとゆっくりしてきなよ!」
ノラ「まだ仕事が残ってんだよ」
リョク「なら仕方ないね、俺も少しはおもてなししたかったけど…」
ノラ「んじゃ失礼します」
かなて「スミネさんまた来ますねー!また彼氏さんのお話聞かせてください!」
リン「ま、また来ますのですっ」
スミネ「うんまた来てね!二人からもいろいろ聞かせてねっ」
リョク「じゃあ気をつけて帰ってね!」


かなて「ノイトラセンパイ…もしかして仕事って…」
ノラ「お前がやるやつな。俺は見張り」
かなて「うあーん!鬼ー!!」
リン「かなてちゃん、リンもお手伝いしますのです!」
かなて「り、リンちゃん〜っ!」
ノラ「甘やかすなって言いたいとこだが…リンは素だからな…。しゃあねえ、俺も手伝うか」
かなて「センパイー!!」
ノラ「リンに免じてだからな」
かなて「はい!」



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