「でっかいとこだからいろいろあるなー」
「ほんっといろいろあるな…どういうのがいいか全然わっかんねぇ」
「とりあえずさくはウッドベースのがいいと思うけどなぁ」
「ウッドベース?」
「そ。ウッドベースってジャズベースとも言われてんだ。まりがキーボードやる時はジャズ系の時だしこっちのがいいと思うんだよね」
「へー」
「んー今日買うのはとりあえずベース本体と、弦とクロスがありゃいいと思うけど」
「チューナーとかは?」
「まりがチューナーとアンプとシールドは貸してくれるって言ってたし大丈夫だと思うよ」
「それならいいけど」
「んー…あー…あ、これとか良くね?」
「なにこれかっけぇ」
「一回弾いてみ?」
「おう」


「あの後いろいろ見たけど最終的に最初に見たやつっていう」
「やっぱ色合い的にも合ってたしな!」
「本体と弦とクロスとケースな…やっぱ高いな。予算内で良かったけど」
「なー!」
「そういやこうへいもなんか買ってたな?」
「あーこれ?さくに!」
「は?俺に?」
「ストラップとピック!スタンド買おうかと思ったけどケースあるしいいかなってこれ二つな」
「あー…そういや俺買ってなかったな」
「俺も途中から気付いたけどプレゼントしたかったし!」
「お前…」
「ん?」
「いやなんでもねぇわ」
「そうか?」
「とりあえずありがとな」
「おぅ!」


後日のrami's
「はい、まり。これ俺のサービスな!」
「ありがとう」
「んじゃお前らゆっくりしてけよー」
「おー…」
「(もぐもぐ)…なに、さくらざき。うっとおしいんだけど」
「お前ほんと普段こうへいに甘やかされてるよなぁ…(じっ)」
「あれはこうへいが好きで勝手にやってることだよ(もぐもぐ)」
「ある意味救われねぇなこうへい…」




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