初めてのジム

「あそこにいるのが今日就任したばかりのジムリーダーだよ!あ、それとおいしい水をプレゼントー!」
「わ、ありがとうございます!」
「! …チャレンジャーだね!…あれ、もしかしてジェシー?」
「えっ!ここの新しいジムリーダーってチェレンさん!?」
「そうか…きみが…ここに来たということは旅を始めたのかい?」
「は、はい!」
「そうか…ジョシュアとエレノアは元気?」
「はい、パパもママも元気です!」
「それなら良かった。最近会う機会がなくて少し気になってたから」
「(そっか、チェレンさんと会ったのもかなり前だもんなぁ)」
「まさかジムリーダーに就任して初めてのチャレンジャーが幼馴染の娘とは…これはぼくも驚いた。そしてきみが初めてのチャレンジャーで嬉しいよ」
「っ…」
「でも手加減はしないからね。さ、チャレンジャーを迎えるよ。二人とも持ち場に移動して」
「「はい!」」
「あの二人に勝てたらぼくが相手するよ。…あっちで待ってる」
「…はい!」

−−−−−

「(ジュードのはっけいがあって良かったー!!)」
「ジムリーダーとして最初のチャレンジャーがきみでよかった…素直にそう思える素晴らしい戦いだった。そんなポケモンときみの強さを称えるためにこれを!」
「わあぁ…」
「きみの記念すべき一つ目のジムバッジはベーシックバッジ!そのバッジを持っていればレベル20までのポケモンなら人と交換したポケモンでも命令を聞いてくれるよ。それとこれも受け取ってほしい!」
「…?わざマシン?」
「そう、それはわざマシン83。ふるいたてるって技を覚えさせることが出来る。戦っている時に技を使うと攻撃と特攻が上がるよ!」
「へぇ…」
「このイッシュ地方には8つのポケモンジム、8つのジムバッジがある。きみもトレーナーになったんだしすべてのジムバッジを集めたらどうかな。その方が図鑑のページも埋まっていくからね」

−−−−−

「あっ、ねえねえ!どうだった?ジムリーダーとのポケモン勝負!」
「べ、ベルさん!」
「あっそれはベーシックバッジ!すごーい!ポケモンと旅を始めたばかりなのに!あなたにはやっぱり才能があるよ!あ、あたしからは恩返しのわざマシンをあげるね!お祝い〜!」
「わあぁありがとうございます!」
「恩返しを覚えたポケモンはトレーナーに懐くほど技の威力がアップするんだよ!わたしのお気に入りなの、使ってみてね!」
「はい!後で使ってみます!」
「それにしてもチェレンったら…」
「ベル!久しぶりだね」
「うひゃあ!どっ、どうしたの?」
「せっかくだからライブキャスターの登録をと思ってね。ジェシー、ライブキャスター出して」
「あ、はい!」
「…よし、これできみのライブキャスターからぼくに連絡が出来るね」
「あっ、あたしも!…はい、一緒にアララギ博士も登録したよ!」
「はいっ、ありが−−っうひゃあぁライブキャスターが!だ、だ、誰!?」
「アララギ博士かも!」
『…ハァイ、あなたがジェシーね!今回はお手伝いありがとう!』

−−−−−

『図鑑ももちろんだけど、まずはポケモンとの旅をこころゆくまで楽しんでね』
「!…はいっ!」
『じゃあね!』
「…ね、ジェシー!アララギ博士かっこいいでしょ!ライブキャスターで話せば図鑑の評価をしてくれたり、進化についていろいろ教えてくれるよ!もちろんわたしたちもいろいろ教えるからね!」
「そうだね、ぼくもタイプや相性のことを教えられるから」
「! ジムリーダーだな!さっそくだけど挑戦だぜッ!」
「きみも手強そうなトレーナーだね。了解!ではポケモンジムにおい
で」
「なんだよ!絶対に勝つからなッ!」
「わぁ…ジムリーダーって想像以上に大変だねえ…あ、ジェシーはこれからどうするの?」
「んー…ジム回ったり、ポケモンを捕まえたりしようかとは思ってますけど…」
「じゃあサンギの向こうにあるタチワキに行くといいね!そこから海を越えればまたジムもあるから!」
「へぇ…じゃあまずタチワキまで向かってみます」
「そっか、じゃあ気をつけてねえ!」
「はい、じゃあありがとうございました!連絡も時々しますね」
「うん、待ってるよお!」






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