地獄のお迎えにあがりました!
やあやあ、お久しぶり!!知恵熱から復活した名前です。いやーね、久々に学校くるとさ、何にも授業も何もわからないね。だから授業時間(昼食除き)全部寝てやったぜフフフ。 するとなんと放課後になってしまいました。
「名前ちゃん!」
「名前!!」
『おお二人とも、どうしたの?』
そんなこんなで私が帰る用意をしていると、何処かウキウキしている様子の神楽と妙がやってきた。
あ、二人とは初日に仲良くなったんだ。毒舌だけど可愛いよね、二人とも。
「あのね、名前」
『ん、何?やきそばパンならおごらないよ』
「そうじゃないアル。」
『え、そうなの!?じゃあ何?』
「あのね、名前。名前は"部活"入らないアルか?」
『…ぶかつ?何それ?おいしいの?』
「…名前ちゃん。ふざけないでくれる?」
『ちょ、妙さーん!?今一瞬キャラが「うっせーな」キャラがァァア』
え、何?いきなり何だ?部活?!部活なんて私、入れないよ。運動音痴だし絵も下手くそだし。
『てかなんでまた』
「銀ちゃんにそろそろ名前を部活に入れるように言われたアル!」
『は?銀八?』
「そうヨ」
『は?なんで??』
「知らないヨ」
「理由なんてどうでもいいわ。とりあえず料理部に入らない、名前ちゃん!ていうか入れ」
「あ、姉御ずるいアル!名前、柔道部はいるアル!!」
『え、料理部!柔道部?!』
「そうよ!一緒に卵焼き作りましょう!!」
『い…一緒に?』
「一緒に柔道やるアル!!」
『かかかか神楽と柔道!?』
どっちも無理。どっちやってもきっと死んでしまう(色んな意味で)
「名前!!」
「名前ちゃん!!」
「「どっちにする!?」」
『そんな急に言われても決められな「「どっち!!?」」
やばい。これ、部活入る前に死ぬ。 そう思った、その時
「苗字ー」
ふと名前を呼ばれる。…この声は
『そ、総悟くん?』
振り向くとそこには、予想通り総悟くんがいた。
「あ、クソサド野郎アル」
「ぶっ殺すぞ、クソチャイナ」
「あらほんと。沖田さんじゃないですか?一体どうしたの?」
神楽が総悟に喧嘩を売りはじめたその時、妙がふと総悟に尋ねた。すると総悟は…
「実は銀時に
"苗字は剣道部のマネ希望"って聞いたから迎えにきてやりました。」
と、言い私の腕を引っ張……ん?
「「『はい?』」」
『剣道…部?』
「そんなの聞いてないアル!」
「そうよ、聞いてないわ!」
「なら今言ったって事で。いきやすよ、苗字」
『そんな急に言われてもむ「あ、そういや銀時が、後でケーキ奢ってあげるって言ってやした」おっしゃ!名前、行っきまーす!!』
「あー名前!!」
「名前ちゃん!!」
『またね!妙、神楽ー!!』
「行っちゃったわね」
「やばいアル」
「…私は知らないわよ」
「私も知らないアルよ」
地獄のお迎えにあがりました!
(因みにさ、苗字)
(ん?)
(剣道部はうちの家の奴は全員入ってるから)
(…まじでか)
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