素直になれない私
3月私達銀魂学校の卒業式。長い長い校長の話を聞いて銀八のダルそうな…でもちょっと寂しそうな最後のHRを聞いてあたしたちは今日
「名前〜〜!!!わたし、卒業なんかしたくないネ!ずっと姐御と名前と一緒がいいアル!!」
「そうね、私もずっとこのまま皆と一緒がい「お妙さぁ〜ん!!!俺はずっとあなたとい「失せやがれこのくそゴリラァァァァアア!!!」
『……卒業か。』
ここを卒業します。
校門の前には沢山の卒業生とそれを祝うかのようにでも寂しさを増すように桜が散っている。
『でも三年間なんてあっという間だったね』
「そうね、ほんと」
あたしが言うと妙ちゃんも続けて言う。
「まァ俺は大学行っても妙さんと一緒だから全然寂しくないけどね!!」
そしていつの間にかいた顔中怪我だらけの近藤くんも言「だからお前は黙らんかァァァァァアア!!!」
…えーと、ゴホンッ妙ちゃんの蹴りでどこかへ飛んでいく近藤くん。もう、3年も見てるとさすがに見慣れるね、うん。
「あ、そーいえば名前。」
『ん? 何? 神楽ちゃん?』
「その…サ、サドにこっ告白とかしなくていいアルカ?」
神楽ちゃんが少しうつむき加減に言ってきた。一瞬停止するあたしの頭。サドってもしかして…
「そうよ名前ちゃん。自分の気持ちはしっかり伝えないと『…銀八ィィィィィイイ!!ちゃんと卒業出来たから焼肉おごれやゴらァァァアアア!!』
「名前ちゃん…」
あたしは妙ちゃんの言葉を聞かないで…いや、聞かないふりをして銀八の所へ走っていった。
「名前ったら素直じゃないアルネ…」
残った妙ちゃん、神楽が寂しそうに笑っていたことは、本当にしらない。
素直になれない私
気持ちを伝えてしまったらもう二度と会えない気がして