ネズミと出会って一ヶ月。
大分、心を開いてくれるようになって友達になった。

そしてネズミのことを沢山知った。
ネズミを飼っていることも、
演劇部に入っていることも、
モテることも。

でも今のネズミは・・・・・・・・

わからない。


どうしてこんなことになったのだろう。
体育館裏で、
ネズミが目の前、
顔が真っ赤で、
・・・・・・恋人になってくれと言われた。

自分を高く評価するわけでもなんでもないが
頭がついていけない。
こんなの初めてだ。

確かに僕はネズミに惹かれている。
他の誰よりも大切だ。

返事をしたいのに
声がでない。

視界が歪む。
頬がぬれる。

あぁ。僕は嬉しいんだ。
嬉しくて、嬉しくて、嬉しくて・・・・・・泣いているんだ。

この気持ちを伝えないと。

ネズミ、聞いて。

「僕も・・・好きだ。嬉しい。」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
反省

付き合い始めたパターンですね。
紫苑視点書きやすい。
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