私のカノジョ

名前が私のカノジョになって嬉しい事ばかりよ。今の今までずっと手を繋いでいたのに、最近手を繋ぐと名前が恥ずかしそうに俯くの。睫毛を震わせてね、可愛いの。あと髪をいじってると、前はあんな髪型がいいこんな髪型にしてってあれこれ言ってきたのに、私が触りだすと恥ずかしそうに黙るの。お行儀よく座り直したりなんかしてね、可愛いの。キスもするし、ハグもする。どれも名前が私を意識して恥ずかしそうにもじもじするの、たまらないわ。
でも一番たまらないのは、セックスするようになったこと。


「ぁっ…、い、いやぁ、れ、お、」

「足閉じちゃだーめ。大丈夫、痛くなんてしないわ。」

「い、痛いの、じゃ、ないの…っ」


違う、そういう意味じゃない、と首を振る名前をくすりと笑って、引き寄せて机の端ぎりぎりに座らせる。誰も居ない教室って興奮するわ。名前も興奮してくれてるのかしら。脱がせた下着がしっとりと濡れててつい舌舐めずり。固く閉じた足を、膝から太股、内腿に口付けし、やんわりと開かせる。開くとそこには、とろりと蜜を出す名前のそこがあって、背中あたりがすごくむずむずした。


「美味しそうね。」

「…ぁっ…!」


たまらずそこに口付けると名前から甘い声が溢れる。もう、可愛い。その声すごく可愛いわ名前。もっと聞かせて。
溢れ出る蜜に、ピンク色の可愛い襞ごと吸いつけば開かせた足がびくびくと震えた。机に一滴も零すのがもったいなくて滴るのを下から上へと舐め上げる。


「やぁぁっ…、れお…っ!」

「気持ちいいの?もっとよくしてあげる。」


いかがわしいDVDみたいに音をたてて啜るのは好きじゃないの。私は名前から出る滴全部をすくってあげたいの。他の誰にもあげたくないの。涙も、キスするときの唾液も、愛液も全部。あげたくない、むしろ欲しい、もっと欲しい。名前の全部が私は欲しいの。舌先を名前の中に入れて名前の愛液を強請る。甘いのよ。名前が好きすぎて、まるで蜜みたいな味がしてしまうの。
可愛い名前。私にこうしてもらうのが一番恥ずかしくて一番嫌がってるのをわかっているのに、私はどうしてもこれだけはしたいの。だって名前の恥ずかしがる顔がとっても可愛いんだもの。小さな手でね、声を我慢するの。はしたない、って名前は言っていたけど、私はそんな名前の声が好きよ。ぞくぞくする。それに、嫌がってても体は正直で、どんどん溢れてくるの。


「れお、れお…」


それに、涙目になって私の手を握ろうとするその仕草、切ない表情が、とてつもなく可愛いのよ。溜息が出そうになるの。手を握ってあげて、「ごめんなさい、意地悪したわ」ってクリトリスにキスすればびくんって小さな体が震える。はぁはぁ、って息を荒げて私を見詰める名前にどうしようもない量の加護欲と征服欲がごちゃごちゃ混ざって私を襲う。


「私に名前の気持ちいい顔をもっと見せてちょうだい。」

「や…、やだ…恥ずかしい……」


女の子に恥なんてかかせるものじゃないんだろうけど、それとこれは別。私と名前なら尚更べつ。体を起こし、少し名前を押し倒すように上半身を名前へ傾けて、濡れそぼったそこに一本の指を挿入する。ゆっくり、中の柔らかさを確かめるように指を突き立てる。内壁を撫でるように指を動かせば名前の表情が追い詰められたように歪んで、私に縋るように肩口の服を掴む。


「んっ…ぁあ…っ」


可愛い。早く名前と一つになりたい。気持ち良くなりたい。その唇塞いでぐちゃぐちゃになるまでぶち犯してあげたい。
………いやだわ、私にそんな乱暴な気持ちがあるなんて。でも仕方が無いの。名前と一緒にいる時間が長ければ長いだけ、キスをした分だけ、こうして肌を重ねた数だけ、私は名前をどんどん愛したくなる。もう私しか見えないくらい骨抜きにさせたい。私のことだけを考えて欲しい。
ほんとう、たまらないわ。


「名前、愛してるわ。」


名前が私のカノジョになって嬉しい事ばかり。
でもその反面、欲しがる事も増えたわ。ごめんなさいね、名前。私、欲張りなの。

あなた全部が欲しくて欲しくて、たまらないわ。




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