とろける特濃ミルク

うわ…、
なにこれめっちゃ気持ちいい…。

って、俺が喘ぎたくなるのを溜息吐き出すので我慢した。
やばい…、すげぇ気持ちいい。キッツイけど。…てか、当たり前だよね。身長も体格差も全然違うんだし、キツイのは当たり前だ。俺の下で痛い顔して泣いてる名前見下ろすと、すっごい罪悪感があるのに気を緩めるとこれでもう名前は間違いなく俺のだっていう征服感がわき上がってニヤついてしまう。そんなん駄目だし、だって、名前、すげぇ痛そう。辛そう。


「名前、名前ごめん。痛いよね、ごめん。」

「ん、ん…、だ、だいじょう、ぶ…」


大丈夫なわけないじゃん。すげぇ痛そうじゃん。ごめん、名前ごめんね。


「あ、つしくん、」

「んー…?」

「敦、くんは…、いたく、ないですか…?」


汗ばんだ額の前髪を撫でて、名前の涙をぺろって舐めると、名前がすっげぇ痛いくせに堪えて笑顔見せるから、それで、こんな時まで俺の心配するから、まじ、俺、死にそう。


「ごめん…、俺、は、すげぇ気持ちいい。キツイ、けど。」

「キ、ツイ…の…?ご、ごめんね…、苦しい…?ごめんね。」

「いや、謝るのこっちだから。名前は謝んないで。大丈夫、だから。キツイけど、すごい、気持ちいいんだって…。」


名前のナカ、狭くって、熱くって、すごいうねってて。俺の、全部入りきってないけど、すごい気持ちいい。これ…、回数重ねたら名前のナカ、全部入るように、なる、かな。無理かな。名前ちっさいし。でも、全部、入ったら、やばい気持ちよさそう…。いや今も十分、苦しいくらい気持ちいいんだけど…。


「名前、痛い?ごめんね。」

「い、いい、の。敦くんが、気持ちいい、なら、私は、幸せ、です…。」


ふにゃって笑った名前に、息、止まりかけた。
…は…、な、何この子…。
ほんと、可愛いのもいい加減にして欲しいんだけど。


「待って、ダメ、そういうの、やめて。」

「あ、つし…くん…?」

「煽んないでよ。俺、結構今いっぱいいっぱいなんだから…。」


そういう可愛い事いうと、俺、もう止まんなくなるから。すでに痛いことしてるのに、泣かせてるのに、俺、名前に気持ち押し付けてもっと泣かせちゃいそうだから。
好きなのに、痛くしちゃいそうだから。
好きだから、泣かせたくないのに。


「…っ、ちょっと、なに…」


ひくひくと名前の中が動いて、や、ばい、だからマジそういうのやめてって。と笑った名前を睨む。


「今、敦くんすごい早口でした。」

「そ、そー?」

「うん、早口。」


ふふって笑う名前と一緒に動くお腹に、それだけで俺イキそうになる。だから、ちょっとやめて、と薄いお腹に手を置けば、今度はきゅうって絞められて、ああくそ、持ってかれそうなんですけど…。


「ねぇ、さっきからさ、ワザと…?それ。」

「…?どれ、です…?」


…無自覚かよ。
何。もう笑うほど余裕でてきたの名前ちん、と少しだけ腰を動かせば、「…っ、」とすぐに痛そうな顔に戻った名前にちょっと慌てる。


「ごめん、まだ痛い?痛いよね。」


調子のった。ごめん、名前。ごめん。って頭を撫でたら、またほんの少し緩む名前の優しい顔。


「あつ、し、くん…」

「ん?」

「この後、ど、どうするん、ですか…?」


はぁはぁと小さく呼吸する名前は、やっぱり俺なんかが触っちゃったらすぐに壊れてしまう脆いモノなんだと再認識、した。痛そう、ごめん、名前ごめん。


「どうって…、こ、こすったり…?」

「こする…?さっきみたいの…?」

「うん。でも、痛いならまだこのままで、いいから。」

「ううん、も、もういいよ。」

「だめ。名前まだ痛そうだから。」

「いいの。敦くん、もういっぱい優しくしてくれたから。」


優しくなんて、してないし。
俺の思うままして、名前泣かせちゃってるし、痛がらせちゃってるし、全然、優しくしてない。


「敦くんが、もっと気持ちよくなること、私でできるなら、してください。」


笑った名前の顔に、俺、もうどんな事あっても、名前だけは絶対手放さないって決めた。


「好き。名前、俺、名前のこと、ちょーすき。」

「はい。私も、敦くんのこと、超大好き、です。」


やっぱり、名前のナカに俺の全部ぶちこみたい。けど、そんなことしたら名前壊れちゃうよね。でも、ごめん、いつか絶対全部いれたい。優しくする。絶対優しくするから、その時になったら、俺の全部受け止めて、名前。
今日は、ごめん、ずっと痛いかもしんないけど、でも、ちゃんと俺ので気持ちよくさせてあげるようにするから。


「名前、俺のこと嫌いにならないでね。」

「…?どうしました敦くん…。弱気、ですね。」


そんな敦くんは、私がひねりつぶしちゃいますよ?って言った名前に、俺は精一杯の、優しいキスをしてあげた。




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