エロ語り


「名前、どうして顔を隠すの?」


ちゅ、と私の手をフレン様が優しく口付けてきて、わたし、この状況じゃなければ手にキスなんてお姫様みたいで幸せで嬉しいですなんて思っただろうけど、目の前にはフレン様の綺麗な裸、私も裸なこの状況じゃ嬉しいというよりも恥ずかしいの気持ちの方が大きくて、しにたいです。


「だ、だって、…ぁっ、ん、」

「うん。」


どうしてと問いかけられたのでなぜならば(び、びこーず…!)と答えようとしても、フレン様は意地悪だ。あの、あそこ、繋がってるのに、繋がってるだけで私は気持ちいいのに腰を、動かすから、言葉になるものも、ならない、です。でも、あの、「うん」って相槌が、とても優しくて溶けてしまいそうです。


「きっと、変な、顔、あっ、してま、すっ、ん、」

「してないよ。可愛い、すごく可愛いよ。」


そう、フレン様はお優しい。こんな平凡以下の顔をした私をいつも可愛い可愛いと褒めてくださる。お、お世辞でも名前は嬉しいですっ。あの、でも、こ、この行為をしてる時はですね、絶対私お世辞でも可愛いと言える顔はしてないと、思うのですよ。だってフレン様、今まで経験したことのないような、気持いのをしてくれるので、私の顔すごいぐちゃぐちゃだと思うのです。にこっとした顔が可愛いねとか食べ物ほおばってるの可愛いねとかそういうのじゃないんですよ。フレン様との行為は気持いいんですけど、苦しい気持ち良さで、顔をしかめたくないけどしかめてしまうのです。


「あぁっ、だ、だめっ、そこ、はっ」

「好きだよね?名前。」

「んんっ、やぁっ」


ほら、今だって到底可愛いとは思えない顔しているに違いありません。それなのにフレン様は……。


「ねぇ、名前。僕に可愛い顔を見せてくれないかな。」

「い、いやです……っ、か、かわいくない、私かわいくないですいまっ」

「そんなことないよ。ほら、」

「あッ…!」

「うん。可愛い。」


フレン様はお優しい(本日二度目)。そんなことないのに、そんなことないのに。ちう、と吸うようなキスが再び顔を隠した両手にい降ってきて、「名前」と囁かれた。そんな、優しい声を出すなんてずるいです。ずるいですフレン様。そんな声を出されたら本当にそうなのかと思って期待してしまう(そんなことあるわけがない)(こんなぐちゃぐちゃしてしまった顔)。


「うう……」


でも結局フレン様にやんわりと手を取られて、私は見せたくない顔をフレン様に見せてしまうことになる。私を見降ろす青空色の瞳は本当に綺麗で、こんな顔だったらどんな顔でも綺麗なんだろうけど、あいにく私の顔は平凡以下なのですよ、フレン様。


「僕は好きだよ。名前のその顔。」

「う、うそ…!」

「嘘じゃないよ。名前の恥ずかしがってる顔や感じてる顔を見てると燃え……」

「うわあああああいわなくていいですっ」

「…名前は言ってもわかってくれなさそうだね。」


苦笑するフレン様。ああ、そんな悲しそうな顔しないでください。ち、違うんです。わた、わたし、フレン様の前ではいつもで100%の自分を見せたいのです。少しでも不細工な顔なんてみせたくないのです。だ、だって不細工な顔みせたら、引いちゃうじゃないですか嫌われてしまうじゃないですか。ぶすはぶすなりに、色々気にしているのですよ!


「だって、フレン様わたし…」

「うん。」

「こんなぐしゃぐしゃの…恥ずかしい顔みられて、フレン様に、きらわれたくないです…わたし、フレン様に嫌われたら生きていけないので、きらわれたくない、です……」


だから常に見られるような顔を見せていたいのです。だから、こんなぐちゃぐちゃな顔………


「……アっ!!…ん、ぁ、ふ、ふれん、さ、…!?」

「はぁ…っ、可愛い、ほんとうにキミは可愛いよ名前。こんなに僕を夢中してどうするつもり?」

「む、夢中に、ぁ、なんてっ、ゃぁっ…!」

「安心してほしい。僕は、キミのその顔が世界一好きだから。」



***


えっちの時の顔は無いだろうと思ってる彼女なんだけど、彼氏はそこがいいんだろ!!って話を書きたかったんだけど見失ったわ。書いてる内に見失ったわ、フレンの性格とともに。←

えっちの時、彼女はこんな顔見られたくないいいいいって思ってくれるといい。そして彼氏がそんな顔をあーまじ可愛いなんだその感じてる顔めっちゃ可愛いなって思ってくれるとなおいい。俺に感じてくれるとか、俺でそんな顔してくれるとか、まじ可愛いんだけど俺の名前まじ半端ない。

って感じでユーリが出てきたのでユーリを引っ張ってきた。


***


「んっ、く、」…なーんてイッてしまった名前だけど(おーい名前さん俺はまだなんだけど?)、ぴくぴくしてる名前は何度見ても可愛い。気持ち良かった?俺のでそんなに気持ち良くなってくれましたか。くそ、可愛いな。


「名前…」

「ん…、」


のしかかるように名前を腕に抱いてキスを落とせば、胸板に名前の柔らかい胸がこすれて気持いい。ははっ、名前の体は気持いいだらけだ。舌を絡ませたキスを長々として、ゆっくり離せば名前はとろんとした顔でどこか夢見心地だった。そう、その顔。俺スゲー好き。可愛い。俺に感じてとろとろしてんの。そんなに気持ち良かったか?と親指で唇を撫でれば小さな舌が俺の指をぺろっと舐めて、まるで子猫みたいな仕草にぐっときた。


「ぁっ…!ゆ、ゆー、り、まだ、だめぇ…」

「残念だが、お前も駄目なように俺ももう駄目なんだよ。」


お前のそのとろとろとした顔に、我慢なんてできやしない。



***


うんうん。エロはユーリ書きやすいなwww最近は色んなもの手を出していたのでユーリさんの書きやすいこと書きやすいこと。多分じっくりと書くとなるとユーリのちょっと見た目重い思考が書きやすいよね。あ、内心はもちろんどろどろで。ユーリもフレンもヤンデレ推奨だよ!神田さんのヤンデレはヤンデレというよりも綺麗な感じがするんだよね。


***


いっそ、閉じ込めることができるのなら。この白い体を一切の陽に当てず、この部屋に閉じ込め、俺だけの存在しか知らない無垢な存在であれば。


「ゆう、あっ!だめ、だめっ、」


こうやって俺だけの名前を呼んでいればいいのに。こうやって俺だけを求めていればいいのに。こうやって、ずっと繋がっていればいいのに。いっそ一つになってしまいたい。俺の中に名前という存在が深く奥底にいつもあればいいのに。(ああでも、そんなことをしたらきっとコイツは汚れて息ができなくなってしまいそうだ。)


「んんっ、ぁっ!ああっ、」

「名前、」


繋いだ手は小さくて、力を入れてしまえばすぐに折れてしまいそうだ。求めろ。もっと俺を求めろ。遠慮なく突き上げると最奥は本能で俺を締め付け誘惑する。いい。今は本能だけで俺を求めろ。たとえ心は俺に向いてなくとも、俺はお前を手放さない。お前が逃げたいと言っても逃がしてやらない。足の骨折ってでも、俺の元から離れられないようにしてやる。


「ユ、ユウ…!すき、好き…、」

「………っ!」


***


ほらー!綺麗ー!どうしてー!!神田さんのエロ綺麗ー!!やばい………。その内、私の中の神田さんも神格化してきてリオンのように一文字も書けなくなるんじゃないだろうか………ざわざわ。ま、それはないかな。←早い切り返し


ではでは、ぐだぐだお付き合いありがとうございましたったったwwww




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