ユーリ


名前の嫌がる顔ってどうしてこんなにも可愛いんだろうな。

って、こういう事思うから、いつも名前にいじめっ子だとか性格悪いとか言われるんだろうな。でも、真っ白なベッドに名前の綺麗な髪が広がって、俺が見下ろしたとこに可愛い名前がいて、真っ白な体を俺に晒していたら、可愛がりたくなるだろう、フツー。


「は、恥ずかしいよ、…ユーリ、」

「ん?どうして?」

「わ、私だけ…裸なんて…。ずるい、よ…」


俺に跨られていつつも、逃げ場を探すようにシーツを手探る名前の手を「手は体のヨコ、な」と戻して、俺は名前の綺麗な体を眼で堪能する。すべすべで、白くて、綺麗な体だ。当たり前だ。どんなに名前が前線に出ようが名前の体に残るような傷を付ける奴はこの俺が全て斬り倒してきた。俺の努力の結晶、とでも言っておこうか。滑らかな肌は俺の手に吸い付くようで、薄い腹は呼吸と一緒に静かに上下して、へその当たりを指先で撫でれば名前がくすぐったいとばかりに目を瞑った(可愛い、)。そのまま脇腹を撫でるけど、本当腰が細い。抱き付くといつも(うわっ細ェ…!薄い!)(そして柔らかい…)(名前の匂いだ)とか色んなことを思う。名前の腰には常に俺の腕を回しておきたい。そのまま上へ上へと手を上らせてふっくらとした胸を掬い上げるように触った。ああ柔らかい。何にも例えることができないよな。胸って。胸は胸の柔らかさがあるんだよ。名前の胸を触ったときの感動は忘れない。絶対に。好きでもない女の胸を触っても、「へーこれがおっぱいね」しか思わなかったが、名前と初めて体を交じ合わせた時、エロ本を見つけたガキかってくらいに興奮した。ふにゅ、と柔らかく揉んで名前を見詰めると、俺と目が合った名前はもう泣くんじゃないかってくらいに目をうるうるさせてて、でも俺の揉んでる手に声にならない声、「ッ、」とか「…っ」とか上げててああもう我慢しなくていいって。可愛い声聞かせろよ。と指先でピンク色の先を撫でる。


「っぁ、」


するとやっと名前が耐え切れずに声を出して、慌てて両手で口を塞いだ。それからぱっと俺から目を逸らして、恥ずかしいんだよな、名前、いいんだよ、声出して。出ちゃうんだよな、俺がそういう体にしたから。我慢しなくていいって。俺しかこの名前を見ることしかできないんだから。俺だけの名前をもっともっと見せろよ。頭の下の枕に顔を埋めるくらいに顔を逸らす名前の頭を、額から髪を撫でるようにして、頬を包んでキスをした。ちゅっ、ってノイズを出せば名前はとろんとした目を俺に向けた後、はっと目を覚ましたようにまた恥ずかしそうに枕に顔を埋めた。あーなんだこの女、可愛いのもいい加減にしろ。このやろ、このやろ、と髪にキスをし続けると、俺の重心が上にいったのをいいことに名前が体の向きを変えて、もう本当に枕に顔を埋めてうつぶせになった。今度は小さな背中が俺の前に現れた。


「おーい、名前さーん。」

「や、やだっ!恥ずかしいんだもん、私だけ裸で、ユーリ服着てる、とか、ずるいよぉ…!」


ぺしぺしと背中を叩けば枕から顔を横にずらした名前がそう言ってて、別に、俺が脱いでも脱がなくてもやることは変わらないし、俺が名前に体を晒して何の得があるのかよくわからないんだけど。でも、名前が俺に脱いでって言ってるから絶対脱いでやらない。ずるいとか恥ずかしいとかもっと思えばいいよ。そう言ってる名前の顔最高に可愛い。


「やだね」

「性格、悪っ、い…!」


べろり、と名前の背中の中心を舐めればぴくんとなる体。背中向ければ俺が何もできないとでも思ったのか、残念だな。俺は名前の体全部愛撫してやれるよ。お前が言うなら足の指だけでも愛撫して気持ちよくさせてやる。(足の指か、今度やってみよう)(絶対名前嫌がりそう)(だがそこがいい。)背中を舐めた舌をそのまま下へ下へと舐めながら、俺は名前の尻に辿り着く。丸いつるんとした尻は小さくて、これで俺の子供産めるのか激しく不安だが(いずれ産んでもらう。俺的に四人ぐらい欲しい。)小さいのって可愛いよな、と思えるのは名前の尻だから。かぷっと尻に優しく噛み付けば「ひゃぁぁっ…!」って名前が声をあげた。


「な、ななな!ど、どこ噛んでるの!?わ、私のお尻噛むものじゃないよ食べ物じゃないよ美味しくないよ!!」

「残念だが、噛むものだし食べ物だしすごく美味い。俺限定な。」


俺のもの、とキスすれば名前が「し、信じらんないっへんたいっばかぁっ」と可愛い罵声を俺に向けながらずりずりと俺から体を離そうしたが、俺がにやりと口を歪めたのに名前は気付かないだろう。ばかは名前だ。そんなことしたら、そこが見えてしまうし、触ってくれと言ってるようなものだな。
四つん這いで逃げようとする名前に指先を伸ばして、足の付け根部分を右手で抱えて、後ろから利き手の左手で足と足の間に指先を入れた。最初はもちろん、挨拶程度に撫でるだけだ。


「っあ…!」


ぴくんっ、と名前の体が跳ねて、かくん、と腰が落ちそうになる名前。逃がさねぇよ。俺の名前。
足の間から指を戻せばとろりとした透明のそれが俺の指先についていて、本当可愛いやつ。俺がやることすることにイヤだイヤだ恥ずかしいずるいなんて言いながらもこんなにして。素直じゃねぇんだから。と、耳元でこう言ってやった。


「とろとろだな。」


そうすることで名前の頬は赤くなるのは知っているし、もっと名前の中がとろとろになるのも知ってる。名前が俺をいじめっ子と言うのなら、名前はいじめられっ子だな。(なにそれ可愛いなオイ。)指先と指先を離せば粘着質なそれは透明な糸を作って俺を興奮させた。もっと触ったらもっと出てくるだろうか。俺を受け入れようとするこの液体は。愛液なんて、よく考えたものだ。愛液、確かに愛液。俺を受け入れようと準備するとろとろ。俺を離さないようにするとろとろ。俺に感じて出すとろとろ。名前が俺に大好きだと伝える愛液。


「だって、ユーリが、変なとこばっか、触るからっ」


枕に抱き付く様に名前が言って、名前の胸が枕によって潰れてて、おい枕あとで中身の羽全部烈破掌で吹き飛ばしてやる。そんなもん無くても、俺に抱きつけばいいんだろ(俺に抱き付いて胸押し付けろって)(でも想像したらやばい)(それだけ俺イクかもしれない)、と名前の体を引き寄せて、ぽすん、と俺の胸に名前を入れた。パズルみたいに名前は俺にはまって、薄い腹に腕を回した。ぎゅううううと後ろから抱き寄せてやれば、名前は猫みたいに俺の首筋に頬を摺り寄せたはいはい可愛い可愛い殺される。そこからちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅ、とキスをしながら名前の胸をむにむに揉んで、キスの合間に漏れる名前の声を楽しんだ。可愛いな名前。本当可愛い。キスを繰り返して、名前が苦しそうに息を漏らしたのを見て、キスをやめた。


「苦しかった?」

「あ…、ちょ、ちょっと。…だけど、ユーリとキスするの好きだから、もっと、して…くれませんか…?」

「…喜んで。」


なんて余裕たっぷりに名前に返したけど実は声を出すのが精一杯でした(報告)。なんだこの名前可愛いじゃねぇか!苦しかったけど俺と、俺と(大事な事なので二回言う)キスするのが好きだからもっとしてくれって断る理由が見付からない。むしろ断る選択肢も断るという単語すら見当たらない。
ちゅ、ちゅ、って名前が好きな啄ばむみたいなキスを繰り返して、俺の指先は名前の足と足の中にもう一度行く。とろとろの愛液はもっととろとろしててたくさん溢れてた。それに導かれるように、中の花弁を指先でつうと開いて、くちくちと音を立てながら上についてる丸い花芯を撫でる。びくんっと跳ねた名前は可愛い嬌声を上げて俺の口から唇を離す。キスはもういいのかよ?と名前をにやにやと見下ろすけど、俺の指先にぴくぴく感じてる名前を見てもうどうでもよくなった!


「あっ、ん、っぁ、ユーリ、ユーリッ…!そこ、や、だぁっ」

「あぁ、もっと俺の名前、その可愛い声で呼んでくんない?」

「ユー、リ…!ユーリ!…ゆぅりっ…」

「いいな。ぞくぞくする。」

「あっ、や、やだっ、て、い、言ってる、のにっ…!やぁぁっ…!」

「誰も止めるなんて言ってねぇよ。」


可愛い可愛い俺の名前。
とろとろの愛液を俺の指先に絡めて、もっともっと俺を掻き乱してくれよ。



いじめっ子

いじめられっ子





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