イルミ・ゾルディック
震える呼吸と一緒に出る嬌声は既にか細い。くちゅくちゅと名前の下の口を緩急つけて攻めすぎたせいか名前はぽろぽろ涙を流しながら喘いでいた。
「…は、…ぁ、…っあ」
「ほら名前。ちゃんと言わないとわかんないよ。何が欲しいの?」
「んんっ、…ぁっ、ぁぁっ、」
ゆるく抽挿を繰り返していた手を逆手にして指を最奥に突っ込む。そして熱い肉壁を刺激するようにノックすれば名前は腰を突き上げるようにして声を上げた。はふはふと呼吸する名前の頬にキスをして耳元で可愛い、と囁く。うん、本当に可愛いよ名前。
「名前、何が欲しいの?」
「…っぁ、…い、イル…、イルが、欲しい、…」
聞き直してあげたら名前は涙をぽろぽろ流しながら言った。大丈夫かな名前。脱水症状とかになるかな。それでもいいかな、ぐったりしてる名前見るの結構好きだし。散々焦らしたし、あとは乱れるだけだ。名前が恥ずかしがらずに俺が欲しいって言えば早く入れてあげたのに。ま、仕方ないかな。名前は変に意地っ張りだし。
「はい、あげる。」
「っ、ぁ…ぁぁっ…んっ、!!」
一気に奥まで入れてあげれば名前は「イル、イルミ、」と俺に手を伸ばしてきて、ぎゅう、と抱き付いてきた。
「名前、気持ちいい?」
こくこくと首を振る名前に入れただけでこの状態だったら俺が動いたらどうなるんだろう、と今動いてやろうと思ったけど抱き付いてきた名前が俺の耳をぺろぺろ舐めるから、あともうちょっと、このままでいてあげようと思った。
(でもやっぱり我慢できないからちょっと動いていい?)