膝上で融解(D長編神田)


神田に背を向けながら神田の片膝に腰を下ろすという格好はどうも落ち着かなかった。それは自分の格好が脱がされかけているというのもあるが、居心地悪く腰を動かせばそこが擦れてしまい敏感に感じてしまうという悪点もあった。しかし実はそれは神田の計算だというのは、きっと最後の最後まで彼女は気付かないだろう。


「ん…、」


するすると脱がされていく服は名前の肩を滑り、神田がそこを舐める面積を増やす。そして落ちていく衣服の上から滑り入るようにして神田の大きな手が名前の胸をやんわりと揉み始める。その手付きの優しいこと優しいこと。ふわふわと触り始める手はだんだんとむにむにと弾力を楽しむようになり、その刺激に立ってしまうピンクのそれをきゅっと捕える。


「あっ…」


立ったそれに遊ぶように指先がころころと転がしたり摘まんだり押し潰してきたりと甘い意地悪が名前を襲った。それだけではなく神田の唇は名前の雪肌を後ろから何度も何度も口付けてきて逃げ出したくなる甘くて優しい快感に膝を擦り寄せたい。しかしそれは神田の膝を挟むようになってしまって自ら下半身に刺激を与えてしまった。


「大胆だな」

「いやっ…、違う、の」


ふっ、と神田が笑った息でさえ甘い刺激で名前は本当に違うのだと腰に腕を回す神田の手を握った。優しく握り返される指と指に小さな安堵を感じつつ名前は神田に可哀想な程の涙目を見せた。しかしそんな姿は神田の興奮剤にしか繋がらない。神田は名前の唇に噛み付くようにキスをして舌を絡めた。小さな舌を追い掛けるように絡めつつ、手をスカートの中へと忍ばせる。繋いだ指がそのままスカートへ入っていく感覚に名前は気付きつつもされるままにした。ゆっくりと入っていく指先は迷いなく名前の中を捉え、下着越しに花芯を捉えた。


「んっ、んん」


解放した唇からは甘い吐息と嬌声が溢れ神田を熱くさせた。回数を重ねるごとに自分を受け入れ甘い表情を魅せる名前に神田は何とも言えない満足感を得ていた。


「あっ、…は、…ぁっ」


ちゅ、ちゅ、とうなじに口付けながら名前の快感を促す。嬌声を漏らしながら感じている名前の表情は可愛くて仕方がない。もっと強く押したらもっと啼くだろうか、もっと擦ったらもっとその顔を歪めてくれるだろうか。行為中は頭にそんな言葉ばかり過る。滅茶苦茶にしたいのだ。この愛しい少女を自分で。


「ユウッ…、ぁ、んっ」


前に雪崩落ちてしまいそうな体を柔らかな胸を掴んで支える。縋るように掴まれている腕に愛しさを感じる。喘ぎながらも自分の名前を呼ぶ声に愛しさが溢れる。


「あっ、だめ…っ、んっ」

「イケよ」

「やだぁっ…ユウと、いっ…」

「駄目だ。イッた顔が見たい。」

「やぁぁ…っ」


押し付けて擦る指が強く激しくなり名前は追い詰められていく声を上げて神田の瞳に強く強く射殺された。











融 解






イッて痙攣する名前を見るのが好き、だ。




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