86!!(水金)





「みーとーべー!」

小金井が、文字通りぶっ飛んできた。

「!」
「みっとっべっ!」
「!?」

背中に衝撃を感じてつんのめる。
いつもよりハイテンションな小金井に疑問を感じつつ体を反転させて頭を撫でる。
えへへ、と笑ったあと、急に上目遣いでこちらを見上げてきた。

「水戸部」
「?」
「今日は大事な日だよ?」
「…??」
「だから、ね。…凛之助」
「っ!?」

好きって聞きたい。
震える声でのおねだり。
体温が急上昇するのがわかる。
あぁ、もう敵わない。
そんな気持ちを飲み込んで、その肩に両手を置いた。
…あんまり言えないから、よく聞いてね。


「…愛してるよ、慎二」








(ギリギリセーフな水金の日!!)






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