Xanadu(桃源郷、理想郷)

キセキ




「ねぇねぇ青峰っちー」
「あー?」
「青峰っちはやっぱプロとか行くんスか?」
「なんだよ突然」
「あ、それは僕も興味あります」
「うぉっ!?居たのかテツ!」
「で、どーなんすか?」
「あ?あー…まぁバスケは好きだしな。強い奴がゴロゴロいるってんなら考えてやってもいい」
「…すっごい上から目線」
「青峰くんらしいですね」
「ふん。とんだ自惚れなのだよ」
「うぉっ?!今度は緑間かよ!」
「緑間くん、それは一体全体なんですか?」
「今日のラッキーアイテムの鯉太郎だ」
「…何処で鯉のぬいぐるみなんか売ってるんスか…」
「みんなで何話してるのー?」
「お、さつき」
「黄瀬くんがプロがどうとか言い出したもので…」
「え、黄瀬くんプロ志望??」
「あ、いやー、そういうわけじゃないんスけど…よく考えたら別にプロじゃなくても、高校とかでもできるかなぁって」
「?何なのだよ」
「ん?んー…なんとなく、」




このメンバーで、もっとバスケしたいなぁ、と思って……―――





あの頃の風の匂いを
空の色を、陽の温もりを
桃源郷を夢見ていた頃の思い出を
君たちは今も、色褪せずに思い出せますか?






Xanadu
(こんな会話が一度はあったんじゃないかというマイドリームでした)






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