旭「海苔マユ毛先輩ー。委員会のプリント持ってきましたー。」
立花「あぁ、ありがとう。」
兵太夫「(前から思ってたけどさ…。)」
伝七「(あぁ…あれ、悪口だよな…。)」
旭「言われてんで。海苔マユ毛先輩。」
立花「タメ口までは許してないぞ。」
兵太夫「…え、えっと…。」
旭「ふっふっふ…海苔マユ毛先輩誕生秘話気になる?」
兵太夫伝七「「は、はい!」」
旭「素直やなあー。ならば話そう!実は…私が一年のとき、くのたまの実習で海苔マユ毛に下剤盛ったんやけど。」
立花「おい、先輩はつけろ。」
旭「この白塗りがカウンターして、なんやかんやで私が食べさせられてん。んで、…元から入れてた薬の量が間違っとって生死を彷徨ったんよ。」
立花「今思えば、自業自得というやつだな。」
旭「それから、当時二年生の可愛い可愛い立花仙蔵君は『私のせいでごめんね!ごめんね!悪かったね!なんでもする…」
立花「話を盛るな!」
旭「…まあ、なんやかんやあってこの呼び名になってん。(飽きた)」
立花「おい、帰らなくていいのか。」
旭「今家出中やねん。ちょっと置いてや。藤内と綾部の代わりになるから。」
立花「高く見積もって、綾部の1/2にもならないな。大方、今日の五年合同実習でコテンパンにやられたんだろう。」
旭「せやねん!せやねん!ちょ、聞いてや!!」
兵太夫伝七「(…なんか、兄妹みたいだ……。)」
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