「ワォ。面白いね君」
そう私の目の前でそのお麗しの顔で妖艶に口角を上げて仰るのは、この学校どころかこの町全てを支配してくれちゃっている、これまた「有り得ない」と突っ込みたくなる少年…否、委員長様で。
否、少年でもあるけれど。
まぁ、それは置いといて。
何故こうなったかは私の知るところでは無…「あの赤ん坊の言っていた通りだね」……今知りましたが…、どうやら以前、真っ黒年齢詐称疑惑の彼から上手いこと逃げた私への彼からの報復のようです。
けれど…
(よりにもよって、秩序様ですか…?)
しかも先日、偶然にも出逢い、子守の方向に進んでしまったランボ君に続く、またもやのキーパーソンキャラですよ?
(苛めか…)
なんて考えてると、ジャキッ…と首元に突き付けられる銀色に輝く委員長様の付属品たる凶器。
何故…。
なんて無粋な問いはもう止めた。
だって図ったかのように偶然にも、小一から現在進行形で彼と同じクラスの私が真っ黒年齢詐称様の網にかからないなんて有り得無いのだから。
(というより、この前思いっきり絡まれたし…)
おそらく委員長様が私に面白いなんて言った理ゆ…「本当に読心術が効かないんだね」…………だろうと思いました…。
年齢詐称にしてもさ…あの赤ん坊にしろ、次期アサリ組ボス様にしろ、この委員長様にしろ…
読心術なんて使えるなよ…。
―私と貴方と秩序様―
(並がいい。最高だよね。同感だよ!なのに…)
並の町にお住みの方々は並じゃ無いよね?
※秩序様も読心術を修得済
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