ベッドが突然狭くなった。更に俺の背中が暖かくなってお腹に何かが乗せられる。それが誰かなんてわかりきってるから驚きもせずに再び目を閉じた。と、間もなくそいつが首筋にキスをし始めてくすぐったくて起こされてしまった。


「…ガミ」

「んー?おはよ、タンさん」

「おはよ、じゃなくてなにしてんだよ」

「首筋にキスしてた」


悪びれた様子もなく普通に答える石神にムカついて体位を変えて石神の方を向いた。にこにこしてる石神の鼻を思い切りつねってやる。いた、なんて言いながら腰にまた手を回して密着してくる。そのまま頭を抱き込まれて石神の胸にキスをする。


「がーみー」

「一緒に寝よ?」

「苦しいし」

「聡…」

「あーもー勝手にしろ!!」


胸に顔を埋めたまま目を閉じて怒鳴る。すると頭上で嬉しそうにおやすみなんて声が聞こえて俺の胸がきゅんってした。31歳丹波聡、30歳男子にときめきました!あぁそうさときめいたさ!だって付き合ってるし好きだし。そういうことだ!


「がぶっ」

「いたいよ丹さん」


なんとなく腹が立って寝てるはずの石神の顎をがぶっと噛んでやった。すると声が返ってきて驚いてるうちに唇を塞がれる。


「んっ…あっ、ふぅ」

「かわい」

「っるさ…がみ、」


キスされてまたさっきの体勢に戻される。あれ、ちょっとやらしい雰囲気じゃなかった?あれ?と思いながらも石神の暖かさに睡魔が襲ってくる。ぎゅ、と石神の服を握って目を閉じた。




おやすみ



(服掴んじゃってかわいー写メっちゃお)
(ん…?)





110411

需要ない?知ってます!でもガミタン大好き!

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