休日は堺さんちで二人でごろごろする。これが定番になってて今日も例に漏れず二人で寝転んでる。最初堺さんはごろごろすんなとかだらしないとか言ってたけど結局一緒にごろごろすることになった。


「堺さぁん」

「なんだよ」

「ちゅー」

寝転がっている堺さんの上にのしかかって顎にちゅーする。堺さんは嫌がるそぶりをするけど顔は嫌がってないから気にしないでそのまま堺さんの上で寝転がった。


「重い」

「重くないっスー」

「世良」

「なんスかー」


堺さんの胸に顔を押し当てる。暖かくて気持ち良くてそのまま目を閉じた。と、同時におでこに暖かい感触がして目を開けた。


「堺さんがちゅーしたー」

「した」

「俺もしたいー」

「さっきしただろ?」

「口に!ちゅーしたいっス!」


意気込んで体を上げると堺さんが柔らかく微笑んでてちょっと見惚れた。堺さんかっこいいなぁ、好きだなぁ


「声に出てんだよ阿呆」


鼻をつままれてえへ、なんて笑う。堺さんに伝われ〜って思ったら声に出ちゃってたみたいだ。また堺さんの体の上に乗ろうとしたら首元を引っ張りあげられた。


「堺さん?」

「キス、したいんだろ?」

「はい」

「すれば?」


堺さんによって俺の目の前に堺さんの唇があった。ちゅーしたいとか言ったけど改めてキスするなんてなんか、恥ずかしい!どんどん頬に熱が集まってくるのがわかる。どうしようキスしたいけど恥ずかしい。でも!キス、したいなぁ…


ちゅ


無意識に体は動いて堺さんの唇に引き寄せられた。そのまま頭を押さえられて長いキスをした。


「ん、ふぁ…っ」

「えっろい顔」


飲みきれなかった唾液が俺の顎に伝う。それを堺さんの長い指が拭ってくれて今の台詞。堺さんだってエロい顔してるし!って抗議の意を込めて指を口に含んだ。


「ちょ、おい、世良!」

「おいひい、れす」


はぁ、溜息を吐いた堺さんと体勢が入れ代わる。堺さんの目はもう男の人の目であぁ食べられると確信する。


「残さず食べて下さいね」

「ばーか」




EAT ME!!!!





110410
イチャイチャしてるサクセラを食べたい
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