「あー!もちらさんなにしてるんですかー!」


耳元で大きな声で叫ばれる。マジウザイ!マジうるさい!でもいちいち相手すんのもめんどいからとりあえず抱きついてきた椿くんの背中をぽんぽんと叩いた。


「もちらさん・・・」

「持田だよ」

「まだ、のみたりないっすー!」


そう言って俺の持ってるビールに手を伸ばすけどうまいことよけてやる。これ以上酔っ払ってどうすんだよ。俺が相手すんのにも限界があるから絶対渡してやらない。つーか目がもうとろんとしてて俺が5秒数えてるうちにでも寝そうな状態だ。


「ほら、もう眠いんだろ?寝なよ」

「や、です!」

「はー・・・なんで?」

「もちらさんといっしょに、いたい」


ぎゅ、って音がしそうなくらいな勢いでさっきより強く抱きついてきた。俺的には今の姿勢が対面座位になってることもあってちょっとやばい。でも椿くん酔ってるし覚えてないだろうからとりあえずでこにキスしてやった。


「もちらさん、ちゅってした・・・」

「うん、した」

「も、いっかいしてくらさい」


酔っ払いって本当にこえー!何!?いつもの椿くんはどこにいんの?ってぐらいに驚いてる。いや、これはこれで本当においしい。素面とか酔っ払ってるとかもう無視しちゃってもいいよね。我慢とか、マジ無理だし。


「キスだけでいい?」

「んー?」

「まぁ、返事は聞かないけどさ!」


返事を聞く前に抱きついてる椿くん抱き上げてそのままベッドへと移動。ころころ笑ってる椿くんは本当に美味しそうで野生の部分がでてくる。


「椿くん、食べていい?」

「ん、もちらさんどーぞ」


ってなわけで本人からもオッケーでたし、いただきます!



酔っ払い注意報!



(・・・腰がいたいっス)
(だって椿くんガンガン腰振ってたし)
(うわぁぁぁぁ言わないでくださいぃぃ!)
(お、記憶あるんだー)


110317
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -