6. 俺のモノ

なまえから帰りを誘われたのは初めてだった。

きっと良い返事をくれるのだろうと思った俺は、手を繋いで部室を出た。皆に見せつけながら。

「え、何。あの二人って付き合ってたの?」

「さぁ〜。」

なまえを見ると顔が真っ赤だった。

「公園にでも行こうか。」

『ん...』

そして隣通しに座る。
なんだかなまえが俺から一人分離れたところに座る。

「遠くない?」

『えっ...そう?なんか..うん..//』
ごにょごにょ話しているなまえは顏を真っ赤にしている。

俺は嬉しかった。
俺だけにみせる表情が見れて。

俺はなまえの方に向き、抱き寄せた。

「もう一度言うよ、好きだよ」
そう言うとなまえはんぎゃっと、奇声を発した。

「何だよ色気ない女だな。」

『うっ..』

「で、どうなの?」

『私も...赤司様が好きです。』

「はぁ、何?赤司様って。本気なんだけど。」
と言い、なまえの耳を甘く噛んでみた。

『ぎゃっ..// もう!私だって本気だよ!大好きだよ!これでいい?!』

と真っ赤で言う目の前の女の子が可愛すぎて、俺はキスをした。
すると、また俺の腕の中で慌てるなまえがどうしようもなく愛おしい。



「やっと俺のモノになったね。」


次の日、部活の前に部員を読んで付き合い始めたことを言った。
つまり、手を出すな、って事。

緑間に目をやると、顏はいつもと同じだが、握られている拳はすごく痛そうだった。
けども、誰がどうしようと、なまえは俺のものなんだ。


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bkm
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