後書き


2009年3月7日に開始した千景連載「若紫鬼」は、丸三年を経てこの2012年3月12日にようやく完結致しました。

当初は中期連載として始め、15話程度で終わる予定だったものがいつの間にやら42話の長作になってしまいました。千景連載の割りに千景の登場も少なめで、鬼連載と表記した方がしっくりくるような気もしますね。

元々幕末は、歴史的にも好きな時代でした。そして史実に鬼という存在を絡めた薄桜鬼の世界観にも、とても惹かれていました。

江戸時代の厳しい身分制度の中、女鬼に生まれ苦心した夢主の母親。
幕末に生まれ育ち、新しい明治という時代に女鬼として戦い、人生を勝ち取った夢主。
そして明治、鬼としても新たな時代を迎えた次世代――。

そんな、私なりの幕末が描けていれば嬉しいです。

ちなみに、夢小説としてはあの最終話は蛇足だったかもしれません。が、あの話があることで、ようやく完結できると私は思います。完全にオリジナルな捏造ですし、好きではない方がいたら、そっと見なかったことにして下さい(笑)

他にも、執筆過程で思ったことは沢山あります。しかしそれはお話の中で伝わっていると良いなと、今回はこの辺りで終わろうと思います。


最後に、これほどの長期連載にまで至ったのは、多くの皆さんの応援があったからです。

本当にありがとうございました!
楽しんで書いたので、皆さんにも楽しんでもらえれば幸いです^^

それでは、また。


2012年3月12日 ルナ




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