補足


補足。

巻二全体のまとめなので、ここまでのネタばれ含みます。
あくまで補足なので、読まなくても大丈夫です。




二章は全話、望美視点でお送りしました。要は、望美ちゃんは巻一後、何度も時空跳躍やルート巡回をしていて、あかりと弁慶の生存ラブラブルートを探していたよという話でした。それから、謎だったあかりの“始まり”についても明らかにできました。
ただちょっと複雑な構成になったので、簡単に解説と補足をしておきます。


■ゲーム風に言うと、

望美は、【神子軍記所持(巻一ラスト)】【あかり・弁慶のデッドED経験済み(間章二)】【あかり消失ルート経験済み(間章三)】の条件を満たしている場合にのみ、【あかりの始まりイベント(間章三)】が発生、その後【あかり個別ルート】に突入

ということでした。
巻三は、あかりの個別ルートになります!


■望美の時空跳躍詳細
望美を主人公とした視点では、彼女がどうこの物語に関わっていたのか、の詳細。ゲームのチャートだと思ってご覧ください。


一周目:異世界へ来る→原作ゲーム一週目と同様に全滅帰還ED→夏の熊野へ戻る(巻一/四章)

二周目:夏の熊野(巻一/四章)→弁慶ルート沿いのあかり・弁慶デッドED(巻一ラスト)→宇治川へ

三周目〜:あかりと弁慶がくっつかない+どのEDでもどちらかが死ぬ(間章二)→夏の熊野へ

n周目:夏の熊野、しかしあかりが存在しない(間章三)→現代へ(間章ラスト)→巻三へ



つまり望美は、巻一の熊野で一度分岐した全滅ルートを経験しており、熊野以降の望美は全滅EDから時空跳躍してきた二周目の望美となっています。↓

巻一
四章半ば まで:一周目の望美
→分岐で一周目ED、そこから時空跳躍
→四章半ば 以降:二周目の望美

こんな感じ。時空跳躍しないあかり視点では巻一は一本道のストーリーでしたが、望美ちゃんだけは時差があったよということです。


■あかりの始まり

この辺りはタイムパラドックスというか、端的に言えばリズ先生ルートと同じような作りです。巻三でもちょっと話は出ますが、先にこちらで解説。


望美は時空跳躍で、「時間を遡っている」というよりも「あらゆるIFの平行世界を渡り歩いて」います。(※原作ゲーム、リズルート参照)

巻二の「何度も時空跳躍を繰り返した望美」には、最早何処が最初で正規ルートなのかは判別つかない状態。

その中で辿りついた「始まり(巻二ラスト)」であかりを異世界へ引きずり込むけれど、このあかりはこの連載の序章以前の「弁慶たちと出会う前のあかり」。あかりはこの後、連載冒頭の序章へ流されます。

つまり、あかりが異世界へ行ったのは望美が原因だったという話。望美は時間も世界も飛び越えて、望美にとっての現代の過去へ、干渉を行った……ということ。


まあ、リズ先生ルート(先生幼少期あれこれ)の応用だと思って下さい!


今のところは以上です。
巻三で連載は終わる予定なので、まだしばらくお付き合い下さればと思います。


140121



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