的場の嫁自慢



Q.的場さんの嫁はどんな人ですか


「私の嫁・・・ですか。嫁と言えるほどまだ、しっかり繋ぎ留めてはいませんが、逃がすつもりはないですしいいでしょう。彼女のことは全て、知っているつもりです。的場一門に属する家の出ですからね。物心付く時から話には聞いていたし、うちで祓い屋として修行に入った頃から姉弟同然に育っていましたから。昔から妖に怯え、その割に能力は高い。厄介な女です。だが、どうしてか私は彼女が欲しくてたまらなくなった。事実、他の嫁候補も居ましたし、彼女が特別美しいわけではない。外見で言えば十人並みだ。だが、私が求める女は彼女以外に有り得ない。逃げられると追いたくなる、といいますからね。加虐心をそそられるというか。もっと甘やかして依存させて、必ず私でなければ駄目だと、言わせてみせます。覚悟しておきなさい。
ねぇ、姉さん?」

「静司くん、その笑いは何よ」

「愛しています。ずっと私だけのものでいるように」

「な・・・突然意味わかりません。それに束縛はよくありません。そんなこという前に、手を繋いだだけで照れたりしないようになってくださいー」

「それはこっちの台詞だ」


A.片時も傍から離したくない、ベタ惚れしている女性。


130103



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