千景の嫁自慢



Q.風間さんの嫁はどんな人ですか


「俺の嫁のことが知りたい? ふん、貴様ごときに教えてやる義理などない。・・・だがまぁ、いい機会だ。風間の嫁とはどのようなものか、知らしめておく必要もあるだろうな。
あれは中々上等な女だ。高貴さを兼ね備えながらも、引き際、自分の立ち位置をよく理解している。女としての嗜み、立ち振る舞いが完璧なのは今更言うまでもないだろう。だが、それだけではない。他人に簡単に気を許さない、気の強さがある。家柄、血筋、生い立ち、容姿に至る全てを武器にするからな。やつを敵に回したら、俺であっても苦労させられるだろう。まぁ・・・それはないが。あいつは俺に惚れているし、同様に俺もあの紫苑の瞳に捕われている。
彼女を欲する男は少なくない。が、あのような稀有な女、隣に据えておけるのは俺くらいだろうよ」

「・・・千景。何をくだらないことを言っているのです」

「お前が良い女だという話だ」

「よくわからない人。貴方に付き合っていられるの、私くらいだわ」


A.お互いに替えが効かない、相性抜群の鴛鴦夫婦。


130103



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