あとがき


スパナ連載「きみの世界が美しくあるようにと願う」は、2015年7日8日をもって、ようやく完結いたしました。連載開始が2011年8月17日でしたので、約四年の連載になりました。
この「世界願い」は皆さまご存じの通り、前連載「世界無知」の続編となっております。「無知」の連載開始が2008年11月なので、そこからだと約七年程かけて「世界」シリーズが完結したことになります。我ながら、かなりの長期スパンでの連載にびっくりです。

その間に、原作漫画が完結したりなんだりと色々ありましたが、ここまで続けてこれたのは皆様の支えがあったからこそだなあとしみじみ思います…。もうジャンル的な盛り上がりは下り坂傾向ですし、じわじわ更新してはいたものの、やはりこれほどの長い期間での連載となると、読んでくださる方も離れて言ってしまうのではないのか…と、何度も懸念したのですが、それでもコメントをいただけることも多く、無事最後までお届けすることができました。

この「世界願い」は未来編原作沿いですが、一部の展開と最後の「プロローグ」は、原作を読んでいた頃からずっとやりたいと思っていたシーンでして、自分としては形にできて満足です!
「願い」の連載中、「無知」から比べたら、やや弟のメカの登場比率が多かったりして、そのあたり受け入れられるだろうかと悩んだ時期もあったのですが、相変わらず夢主を愛してくださる方も多く、温かく見守られているなあと感じられたことが嬉しくもありました。

スパナの助手という設定は本当に気に入っていて、助手子(デフォルト名)も思い入れがある夢主ですし、なにより「世界」はこのサイトを始めてから一番最初の本格連載です。この連載を通じて出会った人も何人かいますし、それほど自分にとっては大きな存在だったのだなと改めて感じています。だからこそ、助手子を思いきり幸せにしてあげたいと、あげられたかなと今振り返っているところです。

ちなみに「プロローグ」はある種のIFといいますか、そういうことがあったかもしれない的なやんわりとしたニュアンスで受け取ってもらえればと。もしかしたら、あのまま元々のスパナと助手は幸せに暮らしたかもしれないし、でも改編された過去から続く未来では、あのプロローグの出逢いがあったかもしれない。どう受け止めるかは自由かなと。でもきっと二人は、どんな世界でも引き合うでしょうね!と親バカを炸裂させておきます。

…とだらだらと書き連ねておりますが、私自身、シリーズ通して七年の連載に終止符が打たれてしまって感慨深いやらなんだか寂しいやら気持ちが全く落ちつきません(笑)

お伝えしたいことは、ひとつ。
ここまで読んでくださったこと、この連載を楽しんでくださったこと、ありがとうございました。読んでもらえている、拍手やコメントでそれがうかがえるということが支えになっていました。ここまで楽しく書くことができたのは、皆さまがいてこそです!
本当に本当に、ありがとうございました!

完結に際しまして、番外編リクエストアンケートも行いますので、お時間ある時にでもご参加いただけたらと思います。

また、サイトとしては他の連載も継続して更新していきますので、よろしければ遊びにいらしてください^^


長々とお付き合いいただきましたが、この辺りでまとめとさせていただきます。
「世界」シリーズ完結です。


2015年7月8日 ルナ




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