∞:NG集@
【閑話:NG集@】
NG集やカットした部分。
《01》
「…だから、ミラベルは俺のモノだと言っている」
庇うように私の肩を抱き締めるスコールは、視線を鋭くする。
「え、いつから?!」
戸惑う私を見て、アルティミシアは言う。
「可哀想な子…。それはお前の一方的な想いに過ぎないというのに」
※話が脱線するからNG。
《02》
「虫けら共が何の用だ?」
「皇帝?!」
切羽詰まったようなフリオニールをさておき、私はティーダに問う。
「ねぇ、呼んでもないのに勝手に現れてなんか自意識過剰なことほざいてるあのちょっとセンスを疑う人誰?
ていうか初対面相手に虫けらとか酷いっていう前にどんな教育受けた結果なの?
あと個人的な嗜好として金ピカって好きじゃないんだよね」
「ミラベル…、初対面相手にキツいッスね」
※マティが可哀想だから止めた。
……………
「手加減はするが…、頼むから怪我するなよ」
「フリオニール!」
ティーダが叫ぶが、掴まれたのとは逆の手でミラベルは彼の頬を抓る。
「大丈夫だから、ね?」
「……………」
有無を言わさない雰囲気に、ティーダは渋々と手を引く。
「よし来い来い!」
「なんで乗り気なんだ…」
そう呟きながら、俺はミラベルの右手を狙う。
「槍よ!切り裂け!砕けろ!弾け!剣よ!これで終わりだ…っ!」
「ミラベルを殺す気ッスか?!」
まさかの全力(しかも魔法使ってない)に、ティーダはギリギリの所で彼女の身を抱き上げて回避する。
※のばらの本気。
《04》
目にも止まらぬ早業で私は抱えられた。…というか肩に担がれた。
「暴れると見えるぞ」
「なら降ろして下さい」
見えるぞとは勿論、私は短いスカートですので…ね?
「やれやれ…、また遊んでいるのかい?」
「クジャ!助けて!」
現れた露出狂にそう頼めば、彼は言う。
「あ、白」
「「……………」」
その言葉に、私とセフィロスは一時沈黙。
「セフィロス、お願い。殺っちゃって」
「任せろ」
静かに迸る殺意に身の危険を察したのか、クジャは冷や汗をかく。
「なっ!この場合悪いのは僕じゃ…っ!」
「嘆いても遅い」
ブラックマテリア(最大)が直撃したのを、私は目を逸らさずに見つめていた。
※いや、クジャ可哀想かなって。
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