∞:愛の告白〜前半戦〜



【愛の告白】


〈彼女の場合〉


『スゴい余談なんだけどね』


[「なんだ?」


『昔、和英辞書で“告白”って調べたら例文が“正雄は純子に彼女がいないので寂しいと告白した”ってので…』


[「………」


『“正雄は純子に告白した”でいいじゃん、なに自分は寂しいアピールしてんの?!
男なら自分から告白しなよ!…って思った記憶がある』


[「………(それを俺に言ってどうする?)」


\「ちょっと待ったぁ!」


『あれ、ジタンどうしたの?』


]「【愛の告白】…のあとに〈彼女の場合〉ってあったらフツーミラベルがどんな告白するかって話になるんじゃないんスか?!」


X「なんでスコールと学生特有のよくある話してんだよ!」


『いや、だから告白は女からより男の人からされたいよね…って話?』


X・\・]「………」


[「(あの顔は…)」


\「確かに、レディから言わせるなんて男の風上にも置けねーな」


X「女の子から告白されるのも嬉しいけど、男なら待ってちゃダメだよな」


]「…と、言うワケで!」



【閑話:愛の告白〜前半戦〜】



[「(今回は前振りが無駄に長いな)」


\「第一回!愛の告白大会〜!」


]「ドンドンドンドンドンパフパフ〜♪」


Z「口で言うのか…」


X「もちろん、被害sy‥お相手はミラベルな!」


『今被害者って!』


X「言ってない言ってない」


[「(いや言っただろ)」


\「ルールは簡単!ミラベルにありったけの愛を告白するだけ。
景品なんかなんも無いけど張り切っていこー!」


『張り切らなくて良いよ。むしろ止めて』


T「するからには、中途半端なことはしない」


W「不誠実な告白なんて出来ないしね」


『意外とノリノリ?!』





〈勇者の場合〉


T「君を守り抜くとこの剣に誓おう。…愛している」


『脱兎!』


W「あ、逃げた」


T「私は逃げられるようなことを言ったか?」


W「いや、照れ隠しだと思うよ」


『(正統派過ぎて恥ずかしい…っ!)』





〈どうt…のばらの場合〉


U「おかしいだろ上(↑)の文!!…まぁ、良い。

ミラベルっ、俺、お前のことが…っ!」


『(ドキドキ)』


U「その…っ、ずっと、す、好k「タイムオーバー!」…って邪魔するな!」


]「のばらがミラベルと初々しくて甘酸っぱい雰囲気なんて認めないッス!」


『(…ちょっと安心)』





〈玉葱の場合〉


V「玉葱の場合…って。まぁフリオニールよりはマシだけど」


『弟君に告白されてもなー』


V「ミラベルに告白してもなー。どーせならティナとか…」


Y「呼んだ?」


『弟君、どーせならの続きは?』


V「な、なんでもないよ!!」





〈腹黒の場合〉


W「腹黒…って誰が?」


『(あなたのことだとは言えない)』


W「まぁ、いいや。
ミラベル、大好きだよ(額にちゅっ)」


『○×▲□*♀≧♂%@±※#…っ!』


W「ミラベルは可愛いなぁ」


『脱兎!(2回目)』





〈竜騎士の場合〉


『おわ…っ!カイン?!』


W+「セシルから逃げてきたのか。
顔、赤いぞ」


『だってさ…!』


W+「ところで俺も参加者なワケなんだが…」


『?!』


W+「誰よりも好きだ(耳元低音)」


『〜〜〜〜〜っ!!』





〈旅人の場合〉


X「お、俺の番だな!」


『よし、バッツなら大丈夫。(Wコンビは心臓に悪いから)』


X「なんかアイツら余裕あんだよなー。ま・俺には関係ないけどな!

ミラベル!俺と生涯旅しないか?
あ、返事は“はい”以外受け付けないからな!」


『選択肢もしくは拒否権は?!』


X「そんなの必要ないだろ?よし、いっくぜ〜」


『強制連行?!』








\「あーあ。バッツの奴、本当に行きやがったな」


]「そのうち戻ってくるッスよ」


W「何はともあれ前半戦は終了だね。後半戦トップバッターはクラウドか」


V「ティナは女の子だから告白ナシ」


W+「それと同じくティファやユウナ、ライトニングもナシだな」


[「後半戦も宜しく頼む」






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