小咄 ;) 手塚と賞金稼ぎ 日々激化する犯罪を無くすため組織された特殊治安維持部隊・青学の若きエリート司令官手塚とその日暮らしに定評のある賞金稼ぎ主人公が以下略な話。 【青学】 氷帝と同じ(跡部と情報屋参考)組織だがなんか氷帝をライバル視してるしされてる。合同訓練の方が普段の仕事より本気かもしれない。 ・手塚 青学の総括。司令は大石が行ったりもするので司令官とは呼ばれない。確かな実力で表・裏社会どちらでも有名。 ・主人公 確かな実力を持つが基本的にその日暮らしの賞金稼ぎ。複数人で1人の賞金首を狙う賞金稼ぎが多い中、珍しい1匹狼。 …………… 「あーあ手塚に見つかる前に帰ろうと思ったのに」 「残念だったな。だが、俺が引き留めなかったら間違いなくこのままにしていただろう」 「こんなのツバつけときゃ治るって」 獲物を引き渡して、そそくさと帰ろうと思っていたのに。腕の怪我を見つけられ、そのまま医療室に直行コース。大したことない切り傷なのに。切れ味の良いナイフだったから綺麗に塞がりそうだし。 「ここでの治療はタダなんだ…という以前に金には困ってないんじゃなかったか?」 「手塚のお小言が嫌なの」 「なら怪我をしないことだな。賞金稼ぎじゃなくても食うには困らないだろう」 「今更転職してもねぇ。青学入ったら絶対実働隊にはしてくれないでしょ?」 「当たり前だ。そもそも女が1人で賞金稼ぎなど…」 「あんたは私の父親か。あ、どんな人となら結婚して良いの?」 「ふざけるな。しばらくは安静にしていろ」 治療の終わった手を見ながら、溜め息をつく。 「パパ過保護」 部屋を出る寸前、手塚は言った。 「お前にはそれぐらいで丁度良い」 …………… 勝ち気な賞金稼ぎ主人公が跡部と獲物争奪して火花散らすのも楽しそうだよね。(私が) |