鏡越しの君に | ナノ






*どちらかといえば本題こっち



『よし じゃあ行くぞ 三郎』

「どこにですか」

『伊作のとこに謝りに行く しらばっくれるのはよくないぞ 三郎くん』

「私のせいじゃありません
先輩がいけないんです」

『どういうことだよ?』

「先輩が食満先輩や善法寺先輩を優先するからですっ
それに ちょっとおどかしただけで落ちる方が悪いんですよ」

『あいつは 不運だからしょうがないだろ』

「先輩も先輩ですっ
落ちてきた善法寺先輩を抱き留めて涙拭くなんておかしいです!
普通に穴から出せばいいだけですよね」

『それは あいつが泣いてたから』

「泣いてたら誰にでも優しくするんですか じゃあ私がここで善法寺先輩のところへは行きたくないと泣けば先輩は慰めてくれるんですね」

『そ それとこれは話が違うだろ』

「違いません 先輩の言い方だとこういうことです」

『わかったよ 言い直す
伊作 コーちゃんのこと大事にしててさ それにきちんとしてそうだけど 変に信じやすくて 本当にコーちゃんがやったと思ってるんだよ、だから三郎がやったってことだけわからせてやりたいんだよ』

「 しょうがないですねー いたずらで謝るのは今回だけですよ」

『ああっ ありがとう!』









惚れた弱味
(善法寺先輩すいませんでした)
(いいよっ驚いただけだからさ)




この薄っぺらい内容をほんとうは本編にするんだったんですが、いきなり切ないのを書きたくなったので仕方ない、うん


20120204*



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