∴感覚で書いた似非悠太君注意
「だからね、別にチョコレートなんていくらでもあげるのよ」
放課後の教室で、
わたしは唐突に語った。
「どうせバカみたいな数の友チョコ作るんだもん。それが1つ増えるのも2人増えるのも同じこと」
彼女は唐突に語った。
好きな子から貰うチョコレートが、どれほど価値のあるものかも知らないで。
「だからあげるんだよ。別にお返し目当てじゃなしに」
だけどさ。
と、わたしは続けた。
「やっぱり欲しいもんは欲しいよね」
「なにが?」
ようやくおれは言葉を発した。
彼女が欲しいものってなに?
指輪?ネックレス?美味しいお菓子?かわいいアクセ?
君が。
君が望むものはなに?
「無償の愛。」
なーんてね。
そう言って笑う彼女の、すべすべした肌を両手で包み込んだ。
無性にかわいく思えておれは。
「じゃあさ、やるよ」
彼はそう言った。
そして近づく君のくちびる。
放課後の教室で、静かに重なったそれは
「そろそろ、ハッキリさせよっか」
おれ達の幸せの鐘を鳴らす、
サイレンとなった。
「今年のバレンタイン、
楽しみにしてるからね」
「I love you...」
「は?」
曖昧なのは嫌いなの。
わたしからチョコレートが欲しいなら、ハッキリさせて頂戴な。
そう言うと、彼はまた笑った
「ああなる程ね――…、」
ぶっ飛んだ愛情表現に、
「君が好き」そう返すのは、
あまりに芸がないだろう?
「―――…んっんん」
だっからわたしが欲しいのは
言葉なんだけどなあ。
まあ幸せだから、これでいっか。
くちびるフェードアウト
悠太君ってこんな感じでいいっすかね。いや違うか…違うな。
悠太君を書く練習だとおもって、軽く受け流してくださぃいいいいいry
2012/02/11 22:14