ダブルスパートナーのがっくんにかれこれ約3時間ばかり、彼女自慢をされているおれ忍足侑士。気軽に侑士って呼んでな☆
「――でな!確かにちょっと気が強いというか、ケンカっ早いところもあんだけど、そこがまた可愛いんだよ!」
「ふーん。がっくんがそこまでベタ惚れな彼女かー。3Cの苗字さんやろ?おれ喋ったことないねん。話してみたいわー」
「黙れ変態納豆菌(^ω^)アイツに半径5キロ以内に近寄ったらコロスカラナ?」
「いやいや納豆好きなん自分やん!同じ学校な時点でそれ無理やし!!ていうかがっくん怖い!」
「ま、そーゆーことで。じゃあ今から侑士ん家行くか!」
「おお、ええで。今日は泊まりで新作ゲームやるもんな!」
「まあ不本意だけどな!新作ゲーム買ったん侑士だけだし!」
「え、」
「あ、メールきたー名前からだ」
「………つーん」
「何拗ねてんだよキメェ…あ、わりぃ名前に呼び出されたから今日やっぱ無理だわ」
「え?」
「じゃーなーまた明日!」
「ぇええええええ!!」
いい残して爽やかに去っていく岳人。残されたのは寂しいおれ。
ノォオオオオオオオオオ!!!
侑士<ゲーム<可愛い彼女
(日吉ぃいいいいいいい…?)(そんな目で見たっておれは絶対行きませんよ)(なにこの孤独感!)
2011/12/13 21:15