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「ん、っ!?ゃッ…ま、待って流くんっ…まだッ」
オレは真っ青になって流君の腕を引いた。
入口にあてがわれた熱いものが今にも入ってきそうで一気に焦る。
だ、だってっ
「あ、朝…しっ、した…ばっか」
心なしか涙声で訴えた。1日1回でもきついのに…
流石に持たないもん…
腰だってまだダルいのにっ
懇願の意を込めて映らない目で流君の顔のある場所を見上げた。
「…だから何」
「ひゃっ!!?…ぁ、いっ…つ」
懇願も虚しく一気に最奥まで貫かれた。
今朝使ったばかりのそこは簡単に流君のものを受け入れたけど流石に痛くて息が詰まる。
生理的な涙がぼろぼろ溢れた。
「っ…あぅ…ッふ、」
流君が動かないようにギュッと服を掴んで必死で息を整えようとする。
いつでも動きそうで怖い。
「……あ、明日もっ…がっ学校ぁる、…、ぁ」
息が整えられなくて苦しい。オレは言い訳のようにそう答えた。
「…あると思ってんのか?」
また、一段と低い声が耳元で響いた。一瞬息が耳に触れてくすぐったい。
うー逆効果だったぁ…
「ゎ…ちょっ!?ま、まって、ぁっあ……ひぅ!!」
慣れるまでもなく急に激しく腰を動かした流君に、一気に攻め立てられて明日の事なんか考えられなくなった──
◇◇◇
そして
学園入学初日を終わらせた。
因みに当然翌日は
ベッドから一歩も動けない状態だったのでやむを得ず休む事になり、流君は変わらず不機嫌です。
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