アナタが世界でボクが色。 | ナノ


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※エロ注意



「ぷはっ……はぁ、はぁっ」


それから数分後にねっとりと音をたててやっと解放された。
久し振りの酸素に肩で息をする。
全身に全く力が入らないくて腕はもう添えるだけで何の役にも立ちそうにない。
すると、放心状態だったオレの首筋に流君の髪が触れた。


「…、……ッ!?」


次の瞬間には、ガリッと鈍い音を響かせて肩に激しい痛みが走っていた。

急な痛みに肩がビクッと跳ね、冷えた汗が背中を伝った。


「ったッ…ぃ、たいって、…流くっ…」


流君の歯が肩に千切れそうな勢いで食い込むのを背中を叩いて抗議しても全く離してくれない。
痛みでじわっと涙が伝う。


「ふぅ、やぁ…っ」


数秒して離された肩は、ジンジンと熱く痛んだ。


「─…ハァ…ハァっ」


恐る恐る右肩へと手を伸ばす。
ぬるっとした感触と抑えた時の鋭い痛みで血が出ているのがわかる。
痛さにぐっと唇を噛んでいると流君が徐に口を開いた。


「何で、庇った」




突然響いた声に
ビクッと肩を震わせる。
表情はわからないけど、空気の冷たさで相当怒ってるのが伝わってきた。


「…え」


か…庇った?


やっと思考が回るようになってきて言われた事を反照した。

…もしかして
さっきの赤い髪の人を庇ったと思ってるのっ?


「か、かばってない…よっ」


オレは誤解されたくなくてハッキリとそう言った。
だって
ほんとに庇ってないっ
ただあの人を殺しちゃいそうだったから…


「こ、ここでっ問題起こし…ちゃったら日向さんとの約束がっ」


守れないし
何より流君が手を汚す程の事じゃなかった。

普段あんな事で一々構わない流君だけど、多分あれはきっかけ。

学園に来てからずっと皆に分からない程度に殺気付いてたから

オレがもっと気が利いてたら流君を苛つかせずにすんだのに…
オレが居るとすぐに流君を苛つかせちゃう…


「…関係ねぇな」


思考の海に沈んでた時
低く良い声が部屋に響いた。

同時に、抵抗する間も無く下着ごと一気に抜き取られて腿の内側に何回も歯を立てられる。
手慣れた早技で一瞬固まって、慌ててシャツの裾を下に引っ張って前を隠しながら再び襲ってきた痛みに耐える。


「ひっ、ぃた…、んっ」


噛まれた所がジンジンと熱くなって、腿にかかる息が更に体を熱くさせた。


「ン…あっ、ぁ」


すると何の前触れも無く、後ろの蕾に流君の熱いものが押し当てられて──


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