「しっかし…。やっぱ星の使徒も内部で色々あんのねー」

「…気になる話だったな。クリードの"真の目的"か…」

「一体何なのだろう…」


私達が色々と言う中、トレインさんは生きてるか死んでるかわからない人の事を考えても仕方がないと言う。…私はクリードがあれで死ぬなんて思えない。トレインさんもそう思っているんじゃないのかな…?
コツコツと歩いていると突如私が歩こうとした地面に穴があいていて。この穴…もしかして、エキドナの門じゃ…!?
気づいた時には遅く、それに体が飲み込まれていく。


「トレインさっ…!」


背中を向けているトレインさんに必死に手を伸ばす。しかしトレインさんがこちらを振り返る前に完全にその穴に飲み込まれたのだった。










目を開ければ教会みたいな所にいた。ひとまず何が起きたのか確認する為に周りを見れば、スヴェンさんとイヴちゃんがいた。つまり私とスヴェンさん、イヴちゃんの三人があの穴に飲み込まれたのだと理解する。二人がいてくれた事にほっとする。
元々この場所にいた人達がいきなり現れた私達に驚いていた。だがザワザワと騒がられてもこちらも状況がわかっていない。が、そこでスヴェンさんが目を見開いたのがわかった。そちらに目を向けると男性がゆっくりと立ち上がっていて。その男性に見覚えがある私は息を飲み込んだ。男性―…。


「…ようこそ。待っていたよトレインの現・相棒[パートナー]、スヴェン=ボルフィード」


…クリード=ディスケンス。そしてもう一人。その子はまた違う場所から姿を現す。茶髪の少女―…。


「…また会ったわね、明」


…夕凪司。この二人がいた。















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