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姉上との話題に上がったのは、今日は懐古。

付き合う前の僕とあの人の遣り取り、或いはそこにあった関係性の話。

付き合う前は本当に、本当に本当に僕はえらくあの人に懐いていたんだと思う。
懐く理由なんてきっと様々だろうし、なんだか遡るたび、振り返るたび、なにやら恥ずかしい出来事が挟まって、実はその出来事を境に割りと僕は僕自身があの人に簡単に心開いてることを自覚したと言っても過言では無かった。

それから、銀さんの誕生日の夜、僕達は初めてキスをした。
するしない、あり得ない、やってみちゃう?なんて揶揄ったり冗談めかしたりともあれ冗句を交わし合いながら、それでもその時、なぜかその時、行き着くところに行き着いてしまったんではないかと過去を振り返る現在の僕は推察する。


それから、割りとスキンシップ過多な名称不確か、或いは友達以上恋人未満、みたいな、そんな関係性を続けていたと思う。
それでも僕は、そうであっても、たとえ僕の中で妙な独占欲が芽生えだしていたって、それでも決して付き合う事は無いんだと妙に確信してた。何故だか疑わなかった。

それが、いま。


成る様に成っているのだから、不思議ですよね。


それでも暫くはいつ別れても良いような気構えを持って接してた、なんて暴露したら悲しませてしまうんだろうか。

付き合いだした時も実は翌日には何事もなかったりしたりするのかなってぼんやり構えてた。
本当にそれ位、僕達は近過ぎて、近過ぎるが為に境界があやふやだったと思う。


たまにこうして過去を振り返ると、まあ僕よく振り返るんですけど。
…なんか、不思議と初心にけろりと帰れるから、凄いですよね。


こうして、僕と寄り添ってくれているのが貴方で本当に良かったと何度だって思えます。


(今日もまた一日、ありがとうございます)

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全然話変わるんですけど、なんだか半分くらい転寝状態でこの記事書いてたら何度か書き手が自然と銀さんと入れ替わってて癖って怖いなって思った僕でした。

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