2016/08/09 05:25



戦場を駆るこの意識、地から引き摺り擡げた頭蓋の数は知れねェ。
斬首されても尚此方を見据えて離れぬ瞳孔に唾一つ吐き着けて遣りゃァ汚い断末魔に脳天打っ叩かれて頭痛を錯覚したとする。
奥歯を噛み締め必然的に腹の奥底から込み上げる嗤いが如何仕様にも止まりやしない。


此奴ァ可笑しな話だと、先生──アンタはまた咲ってくれんのか。

俺を視て、咲うのか。


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