竜也の幼なじみのお姉さんに片想いする椎名。だけどお姉さんは竜也のことが好きで、全体図というか自分を取り巻く皆さんに気づいていない天然お姉さん。

椎名はお姉さんが竜也が好きなのは知ってるけど、竜也の気持ちまでは知らない。恋敵でも憧れである竜也には何も言えないけど、お姉さんを諦められない感じ。

竜也はお姉さんの気持ちも椎名の想いも分かってるつもり。お姉さんのことを女性として意識したことはないけど、幼なじみとしてそばにいて世話を焼いてくれるお姉さんが心地よくて、椎名のために手離さねばと思いつつもそれができない。次第にお姉さんにどう接すればいいのか分からなくなる。
一番全体的に見れているのは、ミッタンだったりする。

「ミッタンさん!やっぱり竜也ってかっこいいですよね!」

「あーそうだなー」



「ミッタン。やっぱり名前さんて竜也兄のこと……いや、やっぱなんでもない」

「その名前で呼ぶな!んなこと俺にもわかんねぇよ!!」



「…と、いうわけなんだ。豪さん、どうすればいい?」

「…はあー。お前ら案外めんどくせぇことしてんだな」



っていう話を考えて、そういえば椎名って「見るな聞くな感じるのだ!」みたいなこと言われて視野を狭めちゃいけないんだったってなって、結局ボツに。


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